" misty blue "
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2003年01月03日(金)
九州旅行@桜島 / ■失恋


2日深夜。
メールが入った。


…といっても、電波の関係で、簡単には受信できず、何度か失敗してやっと、だった。





ずっとはっきり振ることができずにいた彼だった。

車が凹んだついでに余計凹んだらしく、本音を送ってきた。





もう1ヵ月半くらい、生殺し状態で苦しめてしまっていた。





私の気持ちが分からなくて。

付き合えないと分かっていても、私なりの執着があったから。



でも、そんな発言を繰り返してたって、向こうには辛いだけなんだと…







**************




鹿児島は雨だった。(愛知もそうだったらしい)




今日は、桜島へ行った。

100年前の大噴火で、鹿児島は火山灰とか火山岩とかが多い。



桜島のその量は半端じゃない。
かつては島だったのに、溶岩が流れて、冷え固まって岩になり、
今では九州と陸続きになっている。




連日の食べすぎで、胃の調子は優れなかった。


お土産屋に入って、いろいろ買った。
試食してみて、美味しいのが多い。
紫いもとか、こみかん(小さいみかん)とか。
桜島キティもかわいい。



その後、父の中学校の30年ぶりの同窓会。

飲んだ父は当然運転できないので、家族で待機。
母は20年近くペーパードライバーなので、


母「私が運転しようか?」
誰か「だめ、命が無くなる」


これはうちではジョークと化している。



車校を卒業したばかりでも、私のほうが信用できるらしい。






******************






これ以上あの人を苦しめるわけには行かないと思った。





あの人には恋が出来る。


私の身勝手でこれ以上振り回すのは、あまりにかわいそう過ぎた。






どこかで、


「自分を出すなんてばからしい。」




そう思う私がいた。




あの人に執着を持っている私。

恋愛感情と呼ぶには小さい私の気持ちを尊重する必要なんかない。



あの人は、別の人とちゃんと幸せになるべきなんだ。





「他の女の子とあの人が話すのは嫌なんだよ。」

前に、Mさんだけに打ち明けたこと。



でも、自分が束縛されるのは絶対に嫌。







もう、終わりにするしかなかった。







ドキドキすることはない。

それでも、あの人に甘えてみたかった。

あの人はいい人だけど、好きになれない部分もあったし。

それ以前に、冷めてる私には本気の感情は、生まれてこない…



半端な感情は、あの人を傷つけただけだった。








私があの人を切るのが嫌で傷ついてでも、

はじめから思わせぶりな態度なんかとるんじゃなかった…










これから。

もう、私にたくさんかまってくれることもない。

メールだって。

あの人にとって、私は特別じゃなくなるんだ。








身勝手。

あまりに身勝手だ…。



自分がどうしたいのか、分からない。







夜。


メールが来た。

最後の文。


「ずっと良い友達でいましょうよ。」






きっと、あの人なりの精一杯なんだろう。



なんていい人。








変なの。


振ったのは私のほうなのに…






『忘れないで。

私のこと…。

やだよ…』






こっちも失恋したみたいな気持ちだった。



親戚の家の布団で泣くことになるとは思ってなかった。





ふと冷静になると冷める感情。


なんで正反対の性格が同居してるんだろう…。






きっと、これからもっと好きになってしまうんだろうな。

ないものねだりだから。

あの人が他に好きな人をつくったら…


壊れちゃうかもしれない。




それでも、一緒になることはできなかった。





1/5 16:55



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