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2007年06月08日(金) 近況

転職することになった。

今の会社との話し合いは、本当に大変だった。小泉純一郎が、「離婚は結婚よりもずっとエネルギーを使うから、もう結婚はしたくない」と言っていたことを途中で思い出した。こういう経験は、もうなるべくしたくないものだと思う。上司が「ま、しょうがないよ」と最後はいつもの調子で言ってくれたので、席に戻って少し涙が出た。

今の会社に不満があるとか、仕事がいやだとかではないから、最後は本当に迷った。それでもどうせなら次の一歩を踏み出して、クビになるまではやってみようと決めた。最後に自分自身が前向きになれたので、これでよかったと感じている。

迷った時期、親しい人数人に悩みを打ち明けると、皆「他人ごと」にていねいに向き合ってくれた。父と母からは、2人別々の文面でメールをもらった(お互いの意見は、特に確認しあっていないらしい)。編集者の先輩は、知り合いの方を紹介してくださった(無理してお願いしたんだけど)。彼は、「嫌だったらすぐ辞めればいいんじゃない」と言っていた。どれも私には有益で、それらを総合して結論を出した。こういうとき、本当に味方の人がいるというのはなんとありがたいことなのだろう。

4月ごろからの、なんとなく落ち着かない気持ちに終止符が打たれて、これからは日記もたくさん書けるような気がする。居も定まったし。



ところで、らぶらぶ同居生活が始まって1カ月弱経った。彼氏がいないときは、「同棲」ってなんか破廉恥だし、孤独をすりあわせて依存している感じで面倒くさそうだなあと思っていたけれど、やってみると、意外に良いことばかりです。

メリットは、大きく2つ。
1つは、金銭的な余裕ができること。食費も光熱費も家賃も、2人で出した方が効率的だし、それからインターネットって、2人つないでもひとりと同額って、知ってました?

そしてもう1つ、一番大きいのが、すべての精神的、肉体的疲労による打撃を、効率的に吸収できること。疲れ果てて帰って、今日はどうしてもご飯が作りたくないし、お茶もいれたくない。そういう日でもご飯が出てくるし、洗い物もたまらない。その逆もしかり。つまり、お互いが疲れ果てて……という日は外食するなりなんなりになるけれど、ひとりのときよりその率は減るから、結果的に、健康面を考えてもダメージ快復率が高くなるのだ。私はひとりでいると、ぐぐーっと沈み込んで一歩も動けない、という日がけっこう多かったのだが、無意識のうちにその日数が減ったように思う。

まあとにかく、思っていたより転職は大変で、同居はいいッスよ、ということで今日は終わり。おやすみ!


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