2002年10月26日(土) |
「美人じゃない魔法じゃない ばかな君が好きさ」 |
高崎線で実家に帰ったのは良かったが、 大切な書類やら化粧道具やらの入った袋を網棚に忘れる。 どうしようもないわ。
地元の駅から先に出た電車を追いかけて、 高崎駅まで慌ててとりに行ったらあったよー。 命拾い。 こういうことがしょちゅうなんだ。 だから仕事の要領悪いのだ。 分析はできているのにな。 分析してる場合じゃないのよ、直さないとお金がもらえないのよ。 はあ。 (「はあ」、とか書くと、なんだかほんわかモードみたいだけど 社会人の仕事が出来る出来ないって、 学生の勉強が出来る出来ないと同じかそれ以上の重さだからね。 本人には大問題なのですよ。 いいなあさくさく前に進める人は。)
忘れ物をしてしまった理由は、それでもちゃんとある。 友達が前の駅で降りてから 松尾スズキ「大人失格」を読んでいて、それが面白すぎたからだ。
どれくらい面白かったかといえば、 高崎駅まで荷物をとりに行って、地元の駅に帰ってくるまでの往復で ほとんど読み終えてしまったの、といえば分かってもらえるかしら。 高崎までの往路など、この本が無ければ 「荷物あるかなー」とそわそわし通しの一時間だっただろう。
松尾氏は私より20歳も年上で、私の一億倍くらいの名声があるのに 私と極めて似通ったリアリティを生きている。(と勝手に断言。) こういうコラムが マガジンハウスのハナコに掲載されていたのだということに 私は社会の救いを見る。 少し、就職しようという気にもなる。
彼の舞台は見たことがないのだけれど、 本気で惚れてしまったので是非行きたいと思います。
読んだことの無い方、是非お勧めします。 私はこのような方と、結婚を希望します。 まだ未婚だよね?
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