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2002年10月23日(水) 「近づいても 遠くても 知っていた 何もないこと」

もうすぐ満月だそうです。
ああ、今は気分が落ちる時期なんだな、って自覚しているとだいぶ違う。

■幻想のままでいた方がよいもの
今月のオリーブには、少しがっかりした。
先月の「音楽とファッション」、
先々月の「イギリス」はさすが!と感心したのに。

オリーブ読者の生活大調査があって、
それが明らかにスプリングやSEDAと同じ結果になっている。

実際、純粋オリーブ少女というものが
どれだけ生き残っているかは謎だけど
(私はオリーブを買っているがオリーブ少女ではない)
でも、やるなら嘘でもやらせでも
幻想のオリーブ少女像を作り上げてほしかったなあ。

間口を広げるのが俗っぽくなるって批判する気はないです。
売れないと仕方ないのは分かるし。
だからリニューアル後のオリーブも好きよ。
ただ「好きな髪型の女性はYOUさんです」は
ほかの雑誌にまかせておけばいいのではないかなあと少し寂しくなった。



■スピッツのカバーアルバム、一期一会を購入。
林檎病だー。本当に復活してほしいの。
女神なの。

「cosmopolitan」で「私たちはなぜ林檎に惹かれるのか」と
香山リカ(精神科医)が書いていたから気になって買った。
「いい子を演じてきた女の子が、
型破りな人生を文学的に表現する林檎にあこがれる」
というのが彼女の書いている内容だったが、
私は違うと思った。

椎名林檎は別に型破りなどではなく、
優等生だと思う。
優等生過ぎて、男に媚びる「雌」である自分が見えるから、
罪を感じるのだ。



■慣れ
バイト先の編集長が、
「私は喧嘩なんて慣れてるから
いい紙面が作れれば言い争ってもそれでいいの」とおっしゃっていた。

私は喧嘩に慣れていない。
というか、生まれてからたぶん一度も
(親以外の)他人と喧嘩をしたことがない。
これは絶対良くないわ。

何でも慣れというのは大事だと思うんだ。
「ああ、こんなものか」って知っていくから。
21歳の目標は、(まだなっていないけど。と強調)
喧嘩することにしよう。
たぶんしないけど。



■「ちいさいことでくよくよするな」のような
自己啓発書の類が大嫌いで、絶対読まない方だったんだけど、
最近哲学者の書いた本(たぶん自己啓発書ではない)に
偶然啓発されてしまった。
ふうん。と思えた。
ひっかかりやすいのう。
気をつけよう。

働きたくなくて、仕事に毎日行くのが辛いなら
「ああ今日も地獄に行くんだ」と思えばいいと。
「どうせ人生地獄なんだから」だって。

ふうん。そうか。と思わない?少し。



まあ私も年がら年中哲学しているわけにもいかないので
どうしたら鼻筋美人になれるか考えようと思います。


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