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2004年03月17日(水) 「いってらっしゃい」
引越しが迫ってきて
13日土曜日から今日まで
彼は私の家にいた

引越しの準備にあたふたしてる私に
お金も冷蔵庫の中身もほとんどないんだけど
ご飯を作ってくれたり
一緒にダンボール貰いに行ったり
ちょっとしたことを手伝ってくれたり
お菓子を買ってきてくれたり

なんか
穏やかだったここ数日
しばらく逢えないなんて
忘れてたや


いつまでいてくれるのかな
そんな思いが掠めるけど
考えないようにしてた

そんな昨日
ふと彼が口にした言葉

 明日帰るからさ〜

普通に話してた流れでぽろっと出てきた言葉

そっか、帰るんだ。。



そんな別れを惜しむ暇もなく
今日が来てしまって
いまいち実感がないまま。。

 よしっ最後に風呂洗ってってやるよ〜

いつか洗いたいと思っていたそうで。
ものすごいぴかぴかにしていってくれた
なんか嬉しいのと淋しいのと
変な感じで
これが終わったら帰っちゃうのかーって思いながら
私は私で違うことやってた



15時半頃
 さて、帰るかっ
そう言った彼に、思わず言ってしまった

いってらっしゃい

えっと私の顔を見て笑い出した彼
でもね
「いってらっしゃい」だったら淋しくない
いつか帰ってきてね
その時はもうこの部屋じゃないだろうけど


 またすぐ帰ってくるよ、すぐ逢えるよ

そう言ってくれる彼の顔がまぶしくて
じゃぁ、今日の夕方でいいよ。帰ってくるの
なんて冗談で返す

見送るのは淋しいから
私は自分のことやってて
玄関で靴を履いている彼の背中は見てない

 じゃぁね
そんな言葉が聞こえて、自然に
「いってらっしゃい」
そう言ってた

言ってからそのことに気づいて二人で笑った。


じゃぁね
またね

別に別れるわけじゃないし
逢いたくなるかもしれないけど
なんか、いざそうなってみたら
別にそんなたいそうなことじゃない。。かも?

電話もメールもあるしね。










。。。。。。。。。
私より彼のほうが淋しがりそうな気がする
うん
気がするだけ
もし、本人読んでたら、怒らないで。。ね?
あはは(笑


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