今年初めの、あなたとのデート。
仕事始めの日は新年会と三社詣があって、そのあとは麻雀をすると言われていた。
メンバーが4人しかいないので、誰か一人でも都合悪くなって、中止になれば、その時間におまえと会えるんだけどな〜と言われていて、どうか、会えますようにと祈っていた。
朝のメールで、今日から仕事始めだね。頑張ろう〜の内容と、終わり次第連絡しますと書いてあった。
麻雀は?どうなったの?と思いながら、期待せずに待っていたら、2時半頃メールがきた。
「もうすぐ終わるよ」と
会えるの!?と思って、待ち合わせ場所を決めて、会いに行った。
「麻雀なかったんだね」と聞くと、「一人都合悪いやつがいて、中止になった」と言っていた。
休み前、メンバーが4人しかいなくて、誰かひとりでもかけるとできないから、俺が用事があるって言って断わるのも悪いのよね〜と言っていて、「誰か、風邪ひいたらいいのにね」と言っていた。
「風邪?」と聞くと。
「いや、新年会が中途半端な時間に終わったし、一人が何か用事がありそうだったから、それは行かんといかんやろ〜って言って、中止の方向にもっていった」と。
「みんな、あれ?めずらしい。乗り気じゃないっすね〜と思ったかもね〜」と言うと。
「やりたくないオーラ出だしてたからね。とにかく俺はおまえに会わないと!と思ってたから」と言っていた。
そうなんだ〜と嬉しくなる。
会ってすぐ、「今年もよろしくね」と言い合った。
「年末年始のメールありがとう」と言うと、「本当は、30日も、2日とか、3日もしようと思ってたのよ。何してる?って書こうと思いながら、迷ってできなかった」と言われた。
そうなの!?と嬉しくなる。
思ってくれていただけで、嬉しい。
それから、いつもの、妄想した?と聞いてみた。
「妄想ね〜」と考えてから、「年末をおまえと過ごすことを考えたりしたよ」と言われた。
「これがおまえとだったらなーって思うことは何度もあったよね」と。
そして、「そうそう!初夢って2日に見るのが初夢って言うんだってね」と突然言い出して、「もしかして、私の夢を見た?」と聞くと「そうなのよ!」と目を見開いて答えた。
どんな内容だった?と聞くと、「なぜか、おまえと俺と修学旅行に行くってことになっててさ、宿は自分たちで決めることになってたのよ。それで、どこにする〜って決めてて、泊まってたよね」と言っていた。
「どんな宿だった?」と聞くと、「おまえと二人、露天風呂に入っててさ、風呂からは街が見渡せる景色だったよ」と言っていた。
他にも、いろいろと情景を説明していた。
「そんなにリアルに長い夢を見たの?」と聞くと「そうなのよね〜」と言っていた。
「夢の中で、なんとなくこれは夢とわかりながらも見てる夢だったからさ、うつらうつらしてて、長々と見てて、なぜかはっきりと覚えてるのよね」と言っていた。
「すごいね〜!初夢に私の夢を見るなんて。そうとう私に入れ込んでるんじゃない?」と聞くと「そうかもね〜」と素直に答えて、拍子抜けした。
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