あなたの誕生日。
当日におめでとうと言いたくて。
でも、我慢できなくて、前日にも電話してしまった。
毎日はうざいだろうと思って、3日我慢してみたり、我慢できなくて毎日かけてしまったり、1日に2度もかけてしまったり。
とらわれてるなーと思う。
私の心配とは裏腹に、あなたは、うざいとは思っていないみたいだけど。
何のトラウマかな。。 あなたが私の気持ちを重いと思って冷めてしまうんじゃないかと不安になる。
誕生日の前日の朝。
「明日かけようと思ってたんだけど、かけてしまった(笑)」と前置きしてから。
「明日?明日は俺、取れるかわからんよー」とあなた。
「え〜〜〜、そうなの〜?おめでとうって言いたかったのに!」
あなたは、一瞬、きょとんとして、ああ、誕生日かと思い出したようだった。
「まぁ、取れない時は、メールでもして」
こんな、些細な一言も、なんだか嬉しい。
メールしていいんだ〜、メール待ってくれるんだーという思い。
あなたは、途中で。。
「俺のことを愛してるか?」とか「会いたいか?」と聞いてきた。
私は、一瞬びっくりして、息をのんでから、「もちろんよ!」と答えた。
「愛してるよ」とも「会いたい」とも言えなかった。
それから、私も言わせよう!と思って「そっちこそ、愛してるって言ってよ」と言ってみた。
案の定、「俺はまだ言わない〜」と言われた。
誕生日当日、朝は電話に出られないと言っていたから、メールを送ってみた。
ロマンチックで、くさい文章をいろいろ考えたけど、、かゆくなるような甘い言葉は避けて、シンプルに思いを伝えた。
5年前は、、10年券というのをあげたなーと思い出した。
形のあるものはあげられないから、、「10年券をあげようか」と言ってみた。
「なんだそれ?」とあなたが言って「10年一緒にいられる券」と私は言い直した。
いつも私がつらくなって、あなたから去っていたから、今度は去らずに、10年は一緒にいられるように。
「欲しいでしょ?」と聞くと「欲しいねぇ」としみじみとした口調で答えた。
今年はあなたに、未来の目標のために、元気なあなたでいてねってことと、、癒しの存在でいられるように頑張るねということと、永遠の愛をあげるねと書いて送った。
お昼休みに、電話をしたら、あなたは出た。
改めて、おめでとうと伝えた。
「ラブメールは届いた?」と聞くと、「届いた届いた」と笑っていた。
「夕方にでもメールするわ」と言われて「お返事?」と聞くと「そう。お返事」と笑っていた。
だけど、待てど暮らせど、メールはこなかったのだけど。
ちょっとしたことで、私の気持ちは沈んだり落ち込んだり、弱いなーと思う。。
そうだよね。そうだよねとあきらめてみたり。
思いが強くて、逃げ腰になってるんじゃ?と不安になってみたり。
不安定。
だけど、「昨日メール待ってたんだけどなー」ってメールしてみたら。。
「昨日はごめん、バタバタしててメールできなかったよ」と返事がきた。
「これからも2人の時間を作れたら嬉しいんだけど♪」とも。
目がハートの絵文字で、「ちょっぴり(絵文字)な感じだよ」とも書いてあった。
ちょっぴりって何?と思ったけど。
読解するのに何度も何度も読み返した。
あまのじゃくのあなたらしいメールだわと思った。
すぐかけなおしたら、電波が届いてなかったので「夕方時間あったら電話して」と返事した。
そしたら、、かかってきて。。。
開口一番、「昨日はごめんね〜!」と慌てた口調で謝ってくれた。
そしてまた、「愛してるか?会いたいか?」と聞いてきたので、「もちろんよ」と答えて。
「会いたいの?」と聞いてみたら「会いたいのよ」と言ってくれた。
「あのメールのちょっぴりって何?」って聞いたら。
「ちょっぴりよ。ちょっぴりちょっぴり言っていかないと」と笑っていた。
彼は彼で、私が去っていくことにおびえているのかなと思ったりした。
愛は小出しにしないと、私が満足して去っていくと思っているのか、自分が愛を示したら、私の気持ちがどんどん大きくなって、苦しくなって、また去っていくと思っているのか。。
毎日電話をしてしまいそうになることを、あなたに打ち明けてみた。
「うざいと思われたらどうしようと心配になりながらかけてるんだけど」と言ったら、「大丈夫よ。おまえには思わない」と言われた。
そうなんだーと驚きを隠せない。
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