時色。

 
2002年06月18日(火) 物語。

夢を見ました。夢を覚えるなんて久しぶりです。

ある人と居ました。一緒に笑ってました。
手をつないで温度に安心して。
友人達と楽しんで、その中で交わす視線。よく安心した。
離れれば探して見つけて安心して笑う。
お互いにお互いを預けて。柔らかく笑ってた。
言葉はありませんでした。
ただそこに二人が居て、安心して、笑ってました。

はたと目が覚めて。
まだ、その人の笑顔が見たくて、再び目を閉じました。
でも夢は続きませんでした。

この夢から醒めて、少し前に見たのだろう夢を思い出しました。
その夢でも、その人も私も何も話はしませんでした。
ただ、何か言いたそうに私を見つめていました。
それが何なのか、なんとなく分かって。意識して夢を忘れたようです。

喜べば、加減なしに肩を何度も叩き、嬉声を浴びす。
力なくした時には、肩に手を掛け、体重を私に移す。

痛いよ、と言いながら私は喜びを分かち合って笑った。
新しい呼吸を覚えるまでの間、大丈夫だよ、と声をかけた。

私の肩には記憶があります。そんなあの人の夢を見ました。

きっと私の夢も見たのでしょう。
夢の中で私は何を話したのでしょうか。



おわり。



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by haruki     □ HOME  



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