時色。

 
2001年09月03日(月) Björk

彼女と出会って、三年になる。

彼女は、これまでに4枚のアルバムを出している。
私が初めて彼女の音に触れたのは、3rdアルバムだった。

戸惑った。彼女の叫びともとれる歌声に。曲に。想いに。

窮々と感じ、怖かった。
神経を直に触れられている気がした。

しかし、彼女の音に声に、惹かれてやまなかった。

それからすぐに、1st、2ndアルバムを手にし、
それら音の世界で、彼女の世界で、彼女の歩みを感じた。

わけもなく気持ち沈んだりすることがある。
何なんだろう? 何をしているのだろう? 何を言ってるの?
訪れる空虚感に支配されることがある。

そんなとき、私は、敢えて、力入れて、気持ち奮わせようとはしない。
どんなときも、必要であるから生じるものだと思っている。
いつのまにか、消化し、気付いていなくとも自分に戻っている。

時間にまかせ浮かびながら、私は彼女の音を求める。
「自分が自分である」ということを思い起こしてくれる気がするからだ。
それは静かに訴えられ、深呼吸を迎え、安堵する。

泣いてもいいよ。叫んでもいいよ。
と、無意識に閉じた扉を開いてくれるかのように。

初めに感じた、窮々さ、怖さは、無意識の扉の奥を突かれたからだった。
自分で封印していただろう何かを意識せずにいられなかったのだ。
今では、彼女の音に想いに、救われているというのにね。あらー。

そして先日、彼女の新しい声が日本先行で届きました。
静かに、強く、優しく、訴えてきます。
捕まりまくりの毎日です。あはー。ビバビバ★


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by haruki     □ HOME  



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