中国に実在するテーマパーク「世界公園」 日本でいうところの、東武ワールドスクエアみたいな感じですね。 その公園のショーで踊るタオの日常生活を 彼や友人と丁寧に描いていきます。
とにかく目を見張るのは、オリンピックに向けて 発展していく北京の街。 道路は車が渋滞とまでは行かないものの、 かなりの数が通り。 (どうも自転車が多いというイメージでした) 建物も、どんどん新しくなり。 でも、国の目指しているものと 市民の暮らしの向上は伴わず。
世界公園の緑から遠く眺める街並みは 美しく、そして懐かしいような。 ちょっとモノレールが通るあたりが 港区あたりを連想しました。
タオ演じるチャオ・タオがいいですね。 暗いホテルで、ビニールのレインコートをまとい ベットに丸まって横になる姿が印象的です。 欲をいえば、もっとショーのシーンが 観たかったなあ。 色とりどりの民族衣装に身を包む素敵でした。
すっかりタオに感情移入しつつ 物語の終わりが、実は私にはどう解釈してしてよいのか、 ちょっと考えてしまいました。 昨日の毎日新聞のジャ・ジャンクー監督のインタビューで納得。 深いですねー。
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