2005年08月29日(月) |
「運命を分けたザイル」 |
1985年アンデス山脈の難関シラウ・グランデ峰に 挑戦した二人のクライマー。 ジョー・シンプソンとサイモン・イェーツの遭難事件を 再現映像と本人が語り、いかに生還できたかという作品。
とにかく、実際アンデス山脈で撮影されたという映像は 一体どうやって撮ったの??というぐらいすごいです。 なんせ、雪山を登っていく役者の隣で カメラマンは、カメラを持って撮影してるんだものね。。。 自然の猛威や、まるで夢のように美しい風景は スタジオでは絶対に撮れないですよね。 力が入っています。
で、当事者の二人の話も、20年近くたった(2003年の作品) 状況だったので、ある意味冷静に話せますよね。 勿論、そこに至るまでの苦悩や、トラウマのような状況は 本編では描かれてはいませんが。 特に遭難で酷いめにあったジョーの過酷さは 本当によく生還できたと、思います。 逆に精神的苦痛に悩んだであろうサイモンも 無事ジョーに会えて本当に良かったよなー。 と思うもの、正直いまひとつサイモンに好感が持てなかった(失礼) しょうがないと思うけれど。。。なんかね。 じゃあジョーに好感が持てたのかというとこれまた微妙(おいおい)。
原作を読むのが好きな私ですがジョーがサイモンへの世間の風当たりを 心配して書いたという「死のクレパス アンデス山脈の遭難」は あまり興味を覚えませんでした。。(大変失礼)
逆にこれだけの映像を再現してくれた監督ケヴィン・マクドナルドに 興味を持っちゃって(笑)監督のアカデミー賞作「ブラックセプテンバー」を観たくなりましたが、DVD化されてなくて残念。 と思ったら、スピルバーグ監督の次回作「ミュンヘン」は ブラックセプテンバー事件のことなのですねー。びっくり。 なんて全然運命を分けたザイルと関係ない話で 一人盛り上がってしまいました(爆)
「生きて帰るには、これしかない」のコピーが確かにでも。。 なんだか歯切れが悪い私です。。。
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