| 2004年03月27日(土) |
番外編「原田宗典展」 |
岡山は吉備路文学館で開催されている 展示見に行ってきました。 岡山駅からてくてく10分ほどの距離を歩いて、 目指すは吉備路文学館。 日本家屋のこじんまりした文学館は、 知り合いのお宅に招かれたような 親近感があって、良い雰囲気でした。 日本庭園が良いなあ。
原田さんの作品は、なんと言ってもエッセイが大好きで 「すばらしき世界」ではもう涙を流して笑ってしまいました。 あと、痛い話なども、思い出しただけでぞぞぞ。 外国に行って名前を言うと「むねもみあらーだ」と 言われたなんて書かれている文章を読むだけで すっかり原田ワールドに頭いや全身侵食されてしまいます(笑)
そんな原田さんが多感な高校時代を過ごした 岡山で展示をするというのもいいですね。 しかも、今回の展示は第一会場以外に 「我輩ノ書斎デアル」といって別会場操山会館に 書斎が再現され、しかも本人が仕事をしている時もある! というのが、すごいです。 本人が展示なんて普通ありえないって(笑)
残念ながら時間の都合上操山会館へは 行くことが出来ませんでしたが、 どんな顔してお仕事をされているのか 想像するだけで笑ってしまいそうです。
で、第一会場「我輩ハ作者デアル」のほうでは、 原田さんの著作品展示や直筆原稿はもとより、 子供の頃からの写真も多数展示されていて 興味深かったです。 高校生の原田さん、なんかかわいいですね。 また家族の回覧板のようなお父さん通信(あ。名前が度忘れ)の存在。 交換日記的世界が、とっても素敵でした。 家族で交換日記ってある意味新鮮! あ。実際うちで始めたらちょっと照れくさいか。
2階の展示場では、原田さんの日ごろ使っている品や 設置されたFAXには、訪れた方が書いたコメントに 返事を送ったものが、ずらっと流れています。
よく作家の展示会というと故人の方が多かったりして、 一方通行のイメージが否めなかったのですが、 今回の展示は現役バリバリ(わ。死語?)の 原田さんをより身近に感じられて良かったです。
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