あずきの試写室

2003年11月19日(水) 「アイデンティティー」

いやあこの雰囲気たまらないですねー。
最初から、すっ飛ばしてくれてます。
正直その勢いに乗りそこねると
辛いかもです。

ジョン・キューザックとレイ・リオッタの共演
ということで、まず見たいと思っていました。
二人ともとっても個性が強いので
その個性がどう生かされているかと。
いあ。レイ・リオッタがますます伊良部に見えてきたなあ。
(ということはおいておいて)
正直、どうしてもレイが悪役で、ジョンが微妙な線。
思わず最初にシーンで、逃げていくのかと思いました(笑)
なんて先入観で見てしまう自分がいるのですが、
その先入観のどんでん返しのどんでん返し(笑)

途中まで、どうなってしまうのかと
結構はらはらしました。
ひどいできのB級ホラーより、よっぽど怖いかも。
後半に入って、物語は思わぬ展開を見せるのでが
それで終わりではなく、続いていくのがいいですね。
線路は続くよどこまでも、ならぬ
物語は続くよどこまでも。

タイトルがすべてをあらわしていると
言ってもいいほど、後からなるほどーと実感しました。
それにしても根底にある問題は
世界共通なんですね。

大雨の中、周囲から孤立したモーテル。
行き詰るような圧迫感。
派手な演出というよりは、演技派の皆さんの演技が
よりいやーな(笑)雰囲気を盛り上げて、
上映時間の1時間30分があっという間でした。

雨の日に見に行くことをお勧めします。
ああ鬱陶しいかも・・・・


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