先週、ネイル用品専門店にて

ＯＰＩの新色、TOO FABULOUS!に一瞬で心惹かれて、購入。
必要な道具買いに行っただけだったのにー。

潤んだような艶、絶妙なピンクの色味、
上品なのに華やかなオーロララメの入り具合といい、
今年一番！の称号をあげたいです！！なんて可愛いの♪♪

ラメのポリッシュは、普段はフレンチで先端に塗るだけ。
爪全体に塗ると、品がないから。
でも、このポリッシュならＯＫ！


大学生の頃、可愛くて可愛くて、限定品とか、ほんの数本だけど集めて
塗らないときもずっと飾って時々眺めて幸せな気分になってた
ＡＮＮＡ　ＳＵＩのネイルポリッシュを思い出す。
もっとピンクが濃くて、
ラメも派手だったけど。
大好きだった。
今はもう、手の爪には塗れないなぁー。足に丁度良い感じだね。


昔から、爪を綺麗にしているのが好きだった。

爪を長く伸ばして、
安っぽいラメとカラーのネイル。
付け爪みたいな。それで幸せ（笑）


新卒で就職した会社は、
ネイルは透明か、薄いピンクのみＯＫだった。
でも、ほとんど何もせずに
素の爪のまま過ごしていた期間が多かった気がする。
特に最初の２年間くらいは。
長さも、短くしなきゃいけなかった。
自分の短くて何も塗っていない爪先が見慣れなくて、
ずっと違和感を感じていた。


余裕がなかった。
自分の爪に色をのせる、たったそれだけの余裕もなかった。
あんなに好きだったのに。


社歴が長くなり、
私が爪を伸ばそうが多少華やかなカラーをのせようが、
誰も何も言えなくなってからは、
少しは塗るようになったかなぁ。
（社会人として常識の範囲内でしたけどね）


あの頃、こころの中は荒んでいた。
いつも、疲れていて、憂鬱で、張り裂けそうな気持ちを抱えていて。
出口は見えなかった。
自分だけが辛いんじゃないってわかってはいるつもりでも
自分だけが辛いような気がして
そんな風に思ってしまう自分もたまらなくて。

そんなときでも、
自分の爪先が綺麗だと、ちょっとだけだけど幸せな気持ちになれたよ。

そして、思った。
いつかそんな仕事ができたらいいな、って。


みんなきっといろんなことを抱えていて。
楽しいだけの仕事なんかなくて。
どこかにはあるのかもしれないけど、私は知らない。
私みたいに、
いろんな不条理なことに我慢したり
納得できないことに対して怒ったり
でもどうにもならないって我慢したり
自分を抑えたり、耐えたり、頭を下げたりして
そんな日々の中で

一瞬でもあったかい光が差すような気持ちにしてあげられる

そんな仕事がしてみたいと憧れてみた。


もちろん、技術職だし
そんな甘いものじゃないだろうって、頭ではわかっていたけど。
技術は勿論、体力も必要。接客業なんて大変なことだらけ。
それでも。

たとえ身にならなくて、
結局仕事にはできなかったとしても
それでも、好きなことを勉強しながら過ごす穏やかな日々
そんなものにも憧れた。

だから今はそれだけで幸せだよ。


あの頃の私みたいに、　（と言っていいのかはわからないけど）
今も頑張っている人がいて。
「頑張る」ということばが適切かはわからないけれど。
彼女に、いつか綺麗なネイルをしてあげたいなって思う。
叶うかどうかは、わからないけれど。
でも、ほんとにそう思っているよ。
ずっと。


ただ、苦しかったあの時から抜け出して
今はのほほんと楽なほうに流れるような生活をしている私は、
今は彼女に会えないなぁ、って思うけど。
なんか、私はだめだなーって思っちゃうからね。
そう思わなくなって、劣等感を感じないくらいの自分に
いつか、なりたいな。

yuri ｜MAIL

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