中学の頃、すごく好きな友達がいた。
彼女は、人の悪口を言わなかった。
転校してきたばかりの私に、特別扱いせず普通に接してくれた。
精神的に不安定だったあの時、私は彼女に支えてもらっていたように思う。
中学生の女子が集まれば、噂話や陰口、悪口そんなの結構多くて
私は、まわりの子の輪に入っていきたくて、
同調してみたり、
でも、人の悪口を言った後って
自分も嫌な人間になった気持ちが抜けなくて、
後味悪くなったり。
そんなことの日々繰り返しで。

当然私にも嫌いな人はいたと思うのだけれど、それは
みんなで悪口を言うようなことではなく、
ただ、みんなで誰かを悪く言うことで
連帯感が一瞬の安心を生んでいたんだろうか。
私には、
そういう事で安心を求める必要が無かった彼女が
うらやましかった。


だから私も大人になったいま
やっぱり嫌いな人や苦手な人は社会に出てもいるけれど
そして理不尽な相手とも付き合っていかなければならないことも
学生の頃よりむしろ増えたけれど

他人の悪口を言うような人間にはなりたくないと思っている。
あと、他人が他人を悪く言うのを聞いて、
それがどんな内容でも
自分が実際に見たことや、その本人に聞いたことではないのだから
人から聞いたことだけでそれが事実だと思ってしまわないように
注意を払いながら生きている、つもり。

私はそんなに人間が出来ていないので
つい表面に惑わされて本当のことを見ようとしなくなるから。


土曜は女３人でディズニーランドに行く予定。日曜は横浜の花火だけど雨か。

yuri ｜MAIL

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