日記
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2001年10月05日(金)  甘え  と  強さ  と




寂しい   とか

孤独だ   とか



他人に吐き出した事はないのです
うっかり口走っちゃったことはあるかな
でもね笑顔で誤魔化してきたのよ

誰もが寂しさや孤独感なんて抱えてるので
「自分だけが辛い」みたいなの大嫌いなんですよ



ねぇ

甘えた事を口走ってもいいでしょうか
何しろこれはわたしの日記なので

いや今まで散々吐き出してきましたね今更誰に断る事もないでしょうが




本当は

絶対的な孤独ってやつがいつもいつもこころの大部分を占領していて


ああ でも
「そんなもの周りの人間に悟られるものか」って
思う事で強く生きてきたのなら
やっぱりわたしはとても幸せなのかな
そう思わなきゃいけないよね



いつか誰かに吐き出せるでしょうか?
でもそうしたら
わたしがわたしじゃなくなるような気がして
怖いのだろうか
よく解らないけど




ねぇ
小さい頃からずっと

死んだ父親に
問い掛けていた





どうして死んだの?
こんな
悲しみばかりが待つ世界へ
わたしを遺して
どうして
どうして






これが本音
今書いていても
心臓が苦しくて苦しくて


だって甘えだって解ってるのよ
例えば今まで私が此処に書いてきた


一番苦しかったのは 辛かったのは
大切なものを遺して逝かなきゃいけない父親の方だった


そんな思いも


死んだ父親と
今生きてる父親と
両方の存在があって
今の私が此処に在る


そんな思いも


全部本当のことなのよ

ずっとそう思って生きてきたの

だって 
今の父親のこと 本当に好きなんだよ
育ててくれたこと感謝してる

大切なひとだなぁ って
こころからそう思っているのよ




消せるものなら消したいのよ
だって甘え以外のなにものでもないんだもの


例えば
癌で死んでいく人間が
この日本だけで年間20〜30万人いるのよ

悲しみを忘れられない人間がごまんといて
それでもみんな頑張って生きてんのよ
それなのに


ねぇ
さすがのわたしも
こんなこと書いてて今泣きそうだわ


悔しいの
あまりにも甘えてて情けない自分が

もう21歳になったっていうのに


ねぇ
「ほんとうは寂しくて仕方なかった」
いつか 誰かに
そんな風に
ぼろぼろ泣きながら
聞いてもらえる日が来るでしょうか




バカみたいって
笑われちゃうかもね
だって
親が子供より先に死ぬのは当たり前なのよ
ただ
早いか遅いかの違いだけなのよ
わたしは
すこしだけ早かったのよ
ただそれだけに過ぎないの
どちらかといえば
子供に先立たれる事ほど 悲しい事はないって
常識的に考えて世間では
って言うかわたしもそう思うわよ





別に
絶対的な孤独を誰かに埋めてもらおうなんて
そんな事思っちゃいないのよ
だってそんなの無理だもの



わたしは
誰かを 「特別」 だって
そんな風に思った事ないの
これからも


あのね
大切な人はたくさんいるのよ
でもね
背を向けられても
胸は痛まない


例えば 裏切られたらね
多分 凄く悲しくて 苦しくて
でもね
多分それだけなの
信頼を裏切った その行為が悲しいだけなの



でもね
多分 「愛」 だとかそーゆーの
凄く欲しいのよ
多分ね


だって
手の届かないものって
どうしようもなく
欲しくなったりするものじゃない?


うん
でも
わかってるんだよ
わたしには そんな価値はないの
だからね
恥ずかしげもなく
愛だ愛だ愛だと言える人がね
どうしようもなく 羨ましいのよね




ねぇ
「ひとりで立っていられる人間でいなきゃいけない」
ずっとそう思って
生きてきたの
これからもずっとね



誰かに甘えたら
きっとそんな自分がゆるせない






だってわたしは
幸福なのよ
それなのに
矛盾してるのよ




わたしなりの 「強さ」
それだけが
わたしの誇りなのよ
それがなくなったら
なにもないの



だから

もうこれ以上書けないわ



yuri |MAIL

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