日記
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2001年07月31日(火) 鈍感に生きていれば楽なのだと解ってはいても結局

一人でいるのは寂しい。
一人でいられる時間がないと息苦しい。
どちらも本当で。本当で。
でも多分圧倒的に後者が勝っている。
一人でいる時より誰かといる時の方が孤独を感じると
何かの本か歌の歌詞でそんな言葉がなかっただろうか。

同棲している友人が何人もいる。
私にはどうしても理解できない。
大体が、どちらかが学生でもう片方がフリーター。
学生の家にフリーターが転がり込む形だ。
だから部屋の広さは6畳の1Rもしくは1Kくらいが一般的で。
そんなスペースで毎日毎日、他人と過ごすなんて私だったら頭がおかしくなる。
まあ、働いたり学校行ったりしているんだから
1日中顔を合わせている訳ではないのだけれどそれでも。
寂しいとか好きだから一緒にいたいとか大体そんな理由。
私はそんな風に思える事がいつかあるかあるのかきっと無い多分。


自分の場所が大事なんだ。
誰にも邪魔されたくないんだ。
実家で過ごすのも10日が限度。それ以上になるとわけも解らずに息苦しく
頭が痛くなってきて
地元に帰った時なんて毎晩毎晩出歩いて家なんて帰って寝るだけのくせに。
時々私の帰宅時刻と父の出社時刻がほぼ同時で、
朝食を食べてから眠りに就く時もある。
家族は特に干渉もしてこない。
何しろ母親もテニスや水泳や仕事で忙しいのだ。
たまに少し位愚痴を聞いてあげる事など何でもない。
それでも10日以上いられないのは何故なんだろう。
一人暮らしを始めてから1度も実家に帰りたくなった事が無いのは何故?
一人暮らしの部屋より広い、10畳フローリングの実家の部屋に戻っても
懐かしい感情の欠片も心に浮かばないのは何故?
机もベッドもドレッサーもCDラジカセもそのまま残されているのに。



例えば友人と1週間以上の旅行をするのなら
3分の1は個人行動にするだろう。
別に相手の事が嫌いではなくても。
1週間か。
過去に何度かうちに1週間以上誰かが滞在している事はあったけど
平気と言えば平気だったような。
だから思っているだけで実際してみれば大した事無いのだろう、と思ったりも。



結局、「気分」だ。
自分を誤魔化して何とか上手くやっていく。
それが出来るのだから何の問題も無い。


それでも私にとって一人きりになれる時間は何より大切だ。
誰かと暮らす、なんて事は少なくとも後5年は無理なように思う。
それまでにもう少し大人になっていればいのだと思う。
でもそれって「誤魔化せるようになった」だけ、に過ぎないのだ。


それなのに食事は誰かと食べた方が美味しい。
一人でいるのが好きなくせに無理してでも出掛けるのはきっとそんな理由から。


結局、「寂しい」のか。
その一言で片付けてしまえる程度のものだと自分でも思う。
そして、 笑える。
単純な事を難しく考えてしまう自分が何より愚かで滑稽なんだと。

買い物は一人が絶対良い。
明日は買い物ついでに ダイソー@渋谷 で
以前から話題になっていた化粧水を買ってみよう。
いや、怖いので勿論顔には使いません。
噂によると腕や脚に吹きかけるとツルツルになるんだそうで・・・・・。


そうそう、一昨日位から突然、右二の腕に赤い湿疹が。
何かの病気かかぶれたのか原因も解らない。
とりあえず痒くも痛くも無いので放って置いてるのだけれど
二の腕を出すような服装しかしていないので少々気分が悪い。
早く治ってくれ。
毎晩脚に塗っている 
リフトマンスール@クラランス(脚のむくみに効く。かれこれ3本目。)を、
ついでに二の腕にも塗ってみた事があったような。
あれがまずかったとか?でも何で?それに左は何とも無いし。



さて。
扇千景氏に関してはやはり前言撤回か。
党首交代についての記者の質問に一言。
「何で代わらなきゃいけないのかしら」
だって。やっぱこの女すげー。





買い物も、美容室も、映画も、勿論食事も
一人では行けない女の子達がいる。
理解に苦しむ。
さすがに私とは合わないので最近は交流も無いが。
”自分と違う”という事を否定したいとは思わない。
自分と違う部分をたくさん持っている人と話すのは、それだけでとても新鮮で。
見方が違うというのは新しくて。色々な事に気付かされて。
だから大切で、大好きだ。
それでもどうしても受け入れられない人間もいるわけで、
まぁ私のキャパシティーの狭さをそのまま表しているけれど。
しかし無理して合わせる必要もないと割り切れるのが私で。
だから勿論自分を責めたりはしないけれど。
理解に苦しむなどと書いてしまったが理解しようなどという考え自体傲慢だ。
物事を自分中心にばかり見てはいけないのです。
動物占い(古いな)によると私はライオン。自分軸です。
ちなみにライオンはかなり当たっています。
周りにも言われる。「ああ、真理子さんはライオンだわ。」って。


で、
彼女達は当然就活なんかしてません。(何しろ一人で行動出来ませんから。)
それは別に良いと思います。個人の勝手です。
でも、ほとんどの人が就職も決まって一安心という7月上旬に、
少し不安になったのか何なのか知りませんが
「受付嬢ならやってもいいかも!」だの
「勤務地が銀座だったら楽しそう」だの
「一流商社ならちょっとだけ働いてみてもいいんだけど」だの
言い出すのはやめてください。
私はその場に居たわけではないのでコメントできる立場ではありませんが
その場(学食)に居合わせた、出版社希望で未だ活動継続中の友人が
憤りを抑えきれずに思わず無言で席を立ってしまったそうです。
「私って大人げないよね。でもしょうがなかった。」
彼女は電話越しに低い声で哀しそうに でも笑って言いました。

彼女達も知っていた筈なんです。
去年の秋からマスコミ受験向けの専門学校にダブルスクールしている事も
出版社や編プロ1本で活動していて、最終的には契約でもバイトでも
いいから編集の仕事に携わりたいと思っている事も
フリーライターでもいい頑張って社員になってやるって思ってる事も
しかもうちの大学の女の子達の中では非常に珍しいのだけれど
総合職で、一生仕事を持っていたいと思っている人だという事も

(そう、彼女はとてもしっかり自分の意志を持っている人で、
 はっきり自分の意見を言う人で、まぁ、気が強くて敵も多いけれど
 私は結構好きです。本当うちの大学では珍しい・・・・・。)

それでも未だ内定は出ていなくて苦しんでいる事も
彼女達はちゃんと知っていたんです。
私は日頃それほど、彼女とは親しくしていません。
どちらかと言うと、彼女達の方がいつも一緒につるんでいるのです。
それなのに私のところに電話が来た。
誰かに聞いて欲しかった、と。
理解してくれる人に話したかった、と。

ただ話を聞いてあげることしか出来なかったけれど、
「聞いてくれてありがとう。ごめんね。」と彼女は言った。



受付嬢だの銀座だのという寝ぼけた言葉も
今の私だったら別に笑い飛ばしてしまえる。
しかし就活ピークの3月になんか言われていたら
暴言の1つや2つ吐いていた、かもしれない。
就職活動中はどうしても、自分を責めてしまって自己嫌悪に陥りがちな時期。
例え他人の前では明るく振舞ってはいても。



3月の中旬だったか。
「もう、1つ位内定取れた〜?」という
何気ない言葉で傷付けられた脆い自分を思い出す。
就職活動の経験の無い、恋人からの電話だったので
悪意の無い単純な質問だという事など解っていたが
次の瞬間電源を切っていた。



本当、大人げないよなぁ。自分。



もっと強くならないと。
これからもっともっと苦しみばかりの世界に身を沈めていくのに。



残り8ヶ月。


yuri |MAIL

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