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夢散歩

2007年04月14日(土) 寄席

上野鈴本演芸場。
いつかも書いたかもしれませんが、わたしは花緑さんとの出逢いがなければ、寄席に足を運ぶなんてことも無かったはずです。

今宵は、鈴本で、「花緑まつり」第二弾!?と言いますか、第二弾までで終わりですけど、、先日の新作が「花緑まつり」第一弾で、鈴本4月の中席でとりを取られる『子別れ(通し)』が第二弾!!!というわけでした。

あとで三昧に他の出演者さんのお名前などは書きとめますが、今回はかなり豪華な顔ぶれが揃っていました。
ただでさえ豪華だったのに、お仲入り前に突然三枝師匠があらわれ、えらい騒ぎになりました。
なんでも、花緑さんが「子別れ」を通しでされるからぜひ聴きたいと思って鈴本に来られたところ、今夜は満席だからと席も無く、タダではすまぬと一席やる羽目になったとか。
料金変わりませんから(笑・ちなみに全席三千円です)得をしました。
とはいえ、どうもみなさん最初から、ちょっとずつまくら少なすぎ、落語も曲芸もそれとなしに短いんじゃ?と思っていたのでした。
それでもまさか三枝師匠がちゃんとお着物であらわれるとは♪
あとでおっしゃってましたが、花緑さんもビックリだったようです。
着物・・・え?着るの?着替えるの????って(笑)
ならば師匠が「子別れ」をやればいいんじゃ?って・・・♪

しかし、わたしはまだまだ素人なので知りませんでしたが、「子別れ」を通しでやった噺家さんなど、前代未聞なのだそうです。
亡き人間国宝花緑さんの祖父五代目柳家小さん師匠でさえ、無謀なことを…とおっしゃるだろうことなのだそうです。
なんてったって、1時間半しゃべりっぱなしです。
軽くお芝居1本分ですよね。
それを落語ですから当然1人でしゃべりぬくのです。
素晴らしいのひとことに尽きました。
それこそどこまでもド素人なので、噺が三つに分かれてると思っていたので、通しで終わった時、あまりに時間はあっと言う間で、一つ目が終わったのか?と思ったくらいでした。
それくらい短い、1時間半でした。
そして、泣けました・・・・・。
花緑さんは確かに凄いお祖父さんの孫かもしれない。
でも、血筋だからって必ずうまくなれるわけはありません。
やっぱり、花緑さんが、、、花緑さんそのものが凄いのです。
泣けます・・・・・。うれし泣きです。
花緑さんに出逢えて良かった。
ただただその想いで、胸がいっぱいになるのでした。


改名とか、誰?なんてことも思った1日でした。
でも、そんなことは、またあらためて・・・・・。


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