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日銀の利上げ/財務金融委員会が不正常に 2007年02月21日(水)

 日本銀行が政策金利を0.25%から0.5%に引上げた。
 先月は、太田弘子経済財政大臣や中川秀直自民党幹事長をはじめ政府・与党の幹部が、利上げは望ましくないとの発言を繰り返し、日銀が利上げを見送ったのは政治圧力に屈したため、と各方面で言われた。政治圧力が、先月の日銀決定に実際にどれだけ影響を与えたのかは私も分からないが、政治の影響を受けたと言われること自体が、日本銀行の対外的信用の低下につながる。
 日銀の利上げについては、景気の下支えを重視する慎重派と、異常な低金利の早期正常化を重視する推進派(?)とで、見解が対立している。私は後者で、今回の利上げは、政府・与党が口先介入を慎んだことを含め、好ましいことと思っている。

 私の所属する財務金融委員会。先週までは予算委員会以外の委員会はほとんど開かれておらず、いよいよ今週から、ということだったのだが、最初から荒れ模様。
 今日、午前中に一般質疑、午後に財務大臣・金融大臣の所信表明演説とそれに対する質疑、というスケジュールが委員長職権でセットされた。通常、どの委員会でも、大臣所信表明演説をして、その翌日以降に、所信に対する質疑をする。今日の財務金融委員会では、与党側が大臣所信とそれへの質疑を同じ日に強行しようとすることに、民主党は抗議して退席。財務金融委員会の審議がストップした。
 先日の厚生労働大臣の「女性は機械」発言に抗議して民主党が予算委員会の審議拒否をしたことに対しても、大いに世論の反発を浴びた。民主党全体で、審議拒否は封印した方がいいと思うのだが・・・


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