今日の財務金融委員会で質疑が行われたのは、キャッシュカードや通帳が盗難されたり偽造された場合の被害者保護についての法案。
与党案はキャッシュカードが偽造された場合のみ100%保護(=金融機関が全額払い戻し)で、盗難された場合には被害者に過失があったとして75%のみの保護。対する民主党案は、キャッシュカードの偽造も盗難も同等に扱い100%保護するばかりでなく、通帳の盗難による被害についても保護するもの。与党側は「金融機関も被害者」と強弁していたが、偽造したキャッシュカードでも引き出しが出来るようなシステムに欠陥があるのであり、通帳の場合には本人確認を怠った責任もある。この種の犯罪は以前から多発していたにも関わらず、政府(金融庁)と与党はそれを放置し、ようやく思い腰を上げたと思えば、中途半端な被害者保護のみ。その場しのぎというのがミエミエで憤りを感じる。