英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2004年03月09日(火) アメリ缶とトットちゃんと理想の生活

今日は夕方まで家でぐだぐだしてまして、徹子の部屋などを見たりしたのですが。徹子の部屋って嫌いなので滅多に見ないのですが、ゲストが小林なんとかさんっていう、アメリ缶とかやってる英語の上手なおじさんで(←実はよく知らない。)。帰国子女とかではなく、自力で英語を上達させた人とかって、わたしは無条件に尊敬してしまうんですよね。しかも彼は英語をしゃべっている声が妙にステキ。

でもねえ、いつも思うのですが、黒柳徹子のホストぶりはあまりにも酷すぎませんか?今回も、ゲストの人はすごくおもしろいのに、トットちゃんで台無し。ゲストに話を聞くのに、「そういえば、通訳されていたときに、とってもおもしろいお話があるんですって?赤い屋根の建物を神社だと紹介したら、実は中華料理店だったっていう?」っていうフリはないやろう。もう全部ゆってるやん。この後、「そうなんですよ、通訳していたときに赤い屋根の建物があったんだけど、何かわからなくてとりあえず神社だと説明したんですよね、そうしたら・・・」って説明する身にもなってみろ!と思いません?見てる方も、ネタがばれててつまんないよ。


まあそんな話はどうでもいいのですが。


先日、新婚の友達の家に行きました。小学校の時の同級生で、わたしが某僻地にいたころに結婚して、今妊娠4ヶ月。帰国してからまだ会っていなかったので、3年ぶりくらいの再会になりました。

実は、こういうこというと自分の心の狭さを公表するだけなのですが、会う前はかなりブルー入ってたんですよね。

彼女の生活、大学時代につき合ってた人と大学出てすぐ結婚→妊娠っていうのは、かなりわたしの理想の人生像なんです。地味だけど普通の幸せ。わたしはかなり複雑な家庭に育ったので、そういうものに理屈ではない憧れを抱き続けているんです。家に帰ったらお母さんがいて、夜になったらお父さんが帰ってきて、週末には家族でキャンプに行っちゃったりするような。そういう家に生まれてきたかったという希望があって、まあ今から生まれ変わるのは無理なので、自分でそんな家庭を築きたいと激しく思いこんでいるところがあります。

でも、大学院に進学したり(婚期遅れまくり)、プロポーズを断って2年も辺境地に行ってしまったり、自分のやることなすこと全てが「理想の家庭像」を得る行動にはほど遠く、さらに彼氏と別れかけだったりして、いまの状況で幸せ妊婦さんに会って、新婚生活を覗くのは気持ち的にちょっとキツイなあ、と思っていたんです。

(めっちゃ長くなってますね。すみません)


ところが・・・。家に行ってみると、なんか違うんです。わたしが思っていたのと。あまりにも所帯じみているというか。共働きだし、妊娠中だし、家の中のことがきちんとできないのはしょうがないと思うんです。でも、あんまり羨ましくなかったんです。ごちゃごちゃして物に溢れている家も、ダイエーで買ってきた食器と服も、義理の両親が毎週末訪ねて来るというシチュエーションも、パートの事務員という仕事も、結婚してから行った海外旅行が夫の会社の慰安旅行だけという事実も。

でも、これがまさにわたしが憧れていた「普通の結婚生活」だと思うんですよね。そしてなのに、実際に見てみると全然そうなりたいと思わない。間違ってた方向に進んでしまったと思っていた今の生活の方が、なんだか自分の行きたい道に近いんじゃないか、とまで思えてきました。今でも結婚はすごくしたいし、子供もすごく欲しいけれど、今すぐじゃなくてもいいような気もするし・・・。何が言いたいのかよくわかりませんが、とりあえずかなりのカルチャーショックを受けたのは事実です。そして、行きよりも少しだけ明るい気持ちになって帰ってきました。


ダーリン(仮名)とは微妙です。別れるならはっきりした方が自分のため、というメールを頂きました。ほんとにその通りだと思います。でも、自分が弱すぎて、実行に移せないのです。ダメダメですね。



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