英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2004年01月13日(火) ベトナムのスカート

ベトナムって可愛い雑貨に満ちあふれているので、有名ですよね。特にお勧めはサイゴン(ホーチミン市)。雑貨に限らず、日本でも着られそうな服まで格安で購入できます。しかも、店頭にある服で、かわいいんやけど襟元がちょっとなー、とか、もうちょっとウエストシェイプして欲しいねんけどなー、とか、ノースリーブやったら買うのに・・・とかものがあれば、それを瞬時にしてオーダーメイドで叶えてくれるという夢のショッピング。注文から受取までに、一日かかりません。サイズが合わなかったらすぐに無料でお直ししてくれるし。買い出しに行ったわけではないのですが、結局、ワンピース2枚、スカート2枚、シャツ1枚、靴1足、鞄1つ購入してしまいました。


そのうちのスカートのお話。これ、ツイードの膝丈スカートの全面に、黒のビーズで格子柄が刺繍されているんです。もう一目惚れ。それに日本で買ったらいくらするのかわからないくらい手が込んでいるのに、なんと35ドル。試着してもピッタリで、買う!!って燃え上がったのですが、そこにうちのダーリン(仮名)が冷めた一言。「それ、座ったらビーズが割れるんじゃないの?」。

そんなに体重、重くはないとはいえ(←重要。)、確かに数十キロが常に乗っている状態ではちっぽけなビーズが簡単に割れてしまう可能性は否定できません。特に固いベンチに座った日には、割れないまでも確実に座り心地は悪いでしょう。

しかしそんな明らかなリスクも、目の色が変わっている私を止めることはできませんでした。割れたら自分で違うビーズを縫いつければいいし、直せないくらい広範囲に割れたら全部ビーズを取ってツイードのシンプルなスカートとしてはけるやん。だいたい35ドルねんから数回履いたら元はとれる!と、悩むことなく購入したのです。

そして昨日。例のスカートを履いて一日過ごし、家に帰ってふと見ると・・・。既にかなりのビーズがとれているではありませんか!しかもおしりのあたりに集中して。どうやらビーズが割れたのではなく、縫いつけてある糸が切れてビーズが落ちてしまったようなのです。糸が柔いから。一本の糸で返さずに縫いつけてあるから。理由はいろいろ考えられます。ベトナムだから。

それにしても、いくら品質に期待していなかったとはいえ、いくらなんでも壊れるのが早すぎると思いませんか。ぶうぶう文句をいうわたしにダーリン(仮名)から(メールで)一言。「まあ体重で割れなくて、よかったんじゃない?」

一応なおしましたけどね。手持ちのビーズと「テグス」で縫いつけてやりました。細い針にはテグスが通らないし、太い針にはビーズが通らないし、かなり悪銭苦闘しましたが、これで糸が切れることはないはず。

次こそはビーズが割れるかもしれません。


PS:
ご入籍(まだですが)おめでとうございます。



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