英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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昨日の晩ご飯は、納豆ご飯(生卵入り)とサッポロ一番(塩)でした。一日にこんなに日本のものを食べるなんて、なんという贅沢でしょうか。罰が当たるかも。米、納豆、インスタントラーメンと、材料がこの国では手に入らないものばかりで、全て旅行の際などに海外から持ち込んでいるのです。しかも納豆は冷凍状態で輸送する必要があるので、ある程度のテクニックと気遣いも必要。その上、すんごい高いし。
こうして、入手に苦労する分、手元にあると、もったいなくてなかなか食べられなくなっちゃうんですよねー。朝から、今日は納豆食べよう、と気合いを入れないと、やっぱもったいないし今度にしよう・・・と自分でフェードアウトしてしまいます。
ちなみに、この国で生卵食べてるのは、どうやら私くらいのようです。お腹、異常に丈夫なんですよ。インドより酷いと噂のこの国で、ほとんどお腹を壊したことがありません。世界中どこでも生きていけるよ、と太鼓判を押されています。
1人でいると、将来についていろいろ考えます。彼といると、どうしても一緒にいたいという気持ちが強くなってしまうから、自分が本当に人生で達成したいものは何なのかがわからなくなってしまうんですよね。早く修士号を取って国際機関かどこかで仕事を見つけたいというのと、早く結婚したいのと、別のキャリアに向けて勉強したいのと。いったいどれがプライオリティ高いのか、よく見極めないといけないな、と思います。
国際機関で働く、というのは、高校時代からの夢でした。しばらくは外交官になる、というのと平行した夢だったのですが、周囲に外交官になって人が多くて、彼らの話を聞く限り日本の外務省ではあまりやり甲斐のある仕事ができなさそうだと思い始め、さらに今大使館で雑用係として働いてみて、外交官はもういいや、と。国際機関もあまりいい評判は聞きませんが(恐ろしく官僚社会らしいし)、でもまだ実力重視な面もあるんじゃないか、と淡い期待をいだいています。それにずっと法学、それも国際法、それも国際公法という普通は食べていけない分野を専門にしているので、このままでは国際機関か外交官くらいしかなれるものがないんですよね。
結婚は・・・したいなあ、と思います。家族や家庭というものをあまり知らないで育ったのもあって、単なる憧れの面が強いのですけれど。きっと家庭ってあったかくて、家に帰るのが楽しくなるんだろうな、とか。
ずっと、自分にかかるプレッシャーが大きくて、固い大学の固い学部に入って、いい仕事について、というのが生まれたときからのデフォルトでした。本当は、手に職系の仕事にずっと憧れていたんですけれど。料理人とか、美容師とか。画家とか。(母はかつて画家でした。)けれど、自分にかかる期待が多きすぎて、専門学校に行きたい、とは、間違っても言えませんでした。まあ、私立の大学や専門学校に行くようなお金がなかったのもありますが。
彼に、いつか料理の学校に通いたいな、と言ってみたところ、全力で賛成してくれて。この人なら、わたしが何をしても、どんな仕事についても、必ずApproveしてくれるんだろうな、と思うと心が温かくなります。こういう人と一緒にいれば、何でもできるような気がします。
この年になって、誰かに支えて貰わないと新しい道が進めない、というのもどうかと思いますが。それでもやっぱり、いきなりキャリアを変えるのは怖いです。
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