英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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時計をなくしました。たぶんイスタンブールで。
ダーリン(仮名)の前につき合っていた人が買ってくれた、彼とおそろいの時計。その人からはエルメスのブレスレットだのグッチの鞄だのを会うたびごとに(遠恋だったので1年に1回ほどだけど)貰っていたので、いったい何の記念日のプレゼントだったのかも思い出せないけれど、とても嬉しかったのを覚えています。
あの時計、どこに行ってしまったのでしょう。前の人に思いが残っているわけではありませんが、プロポーズされて、もしかしたらいつかこの人と結婚するのかな、とまで思った人なので、やはり全く繋がりがなくなってしまうのは少し寂しい気がします。
それに、なくすなら、妹にあげておけばよかったかも。(私がつけているのを一目見たときから狙っていた模様。)
ダーリン(仮名)に昨日、「時計なくしたのー。不便ー不便ー。」と言ったところ、彼の時計を一つ貸してくれました。(別にそれを狙っての発言ではないのですよ。)10年ほど前にシンガポールで買ったというセイコーの時計で、去年からお父さんの形見のオメガの時計をつけるようになるまでは、毎日使っていたそうです。
彼らしい白くて丸いフェイスと茶色いベルトのシンプルな時計で、いい感じに使い古されていて、腕にしっくり馴染みます。まあ、男物なので、ちょっとフェイスは大きめですけれど。いつも目に入ってくるものなので、ダーリン(仮名)のことを考える時間が、いつもより更に増えたような気がします。
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