英国人の彼女 6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。
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2003年04月16日(水) |
彼のこと、わたしのこと、出会いからつき合うまで【3】 |
昨日の昼過ぎ。
「ねえ遙ちゃん、悪いんだけどこれ2・3日中に全訳してくれる?」
直属上司からあっさり渡された英文法律関係文書37枚。・・・全訳ですか?それも逐語訳ですか?それ、ほんとにする必要あるんですか?(あんたが英語読めないだけじゃないの?)
そりゃ、やれと言われればやりますど。雑用係だし。でもね、これだけやってていいならそんなに時間かからないだろうけど、わたしには他の通常業務もあるんです。しかも、明日、6日ぶりにダーリン(仮名)が出張から帰ってくるんですー。とってもとっても定時退社したいんですー。残業なんてイヤなのーー。
そんなわけで、昨日のうちにみっちり残業してとりあえず3分の2まで終了しました。国語辞典と首っ引きで。英語を理解するのはいいんだけど、その法律用語的日本語訳が思いつかないんですよ。「控除」だの、「扶助」だの、「留保」だの、「拘束」だの・・・。一応ワタシ法学研究科所属なんですけどね。法学方面の脳みそは1年半の間お休みされているので、もうさっぱり思い出せません。
こんな、世界で1人しか読まないであろう文書、適当でいいような気もするんですけどね。でもいくらなんでも「この人は、さっきの文書に従わねばならない」じゃあ、あまりにもアホっぽいじゃないですか。やっぱり法学者の卵たるもの「右は、当該文書に拘束される」くらい書きたいじゃないですか。レベル低いけど。その前に、大学院中退寸前だけど。そんなわけであと3分の1。今日は、絶対定時に帰るぞー。(それよりも、ほんとにこれ全部目を通すんでしょうね!?)
この日の日記の続きです。
あまり知り合いがいなさそうで、行くのが気が重かったこのパーティ。行ってみればやっぱり気楽に話せそうな人はいなくて、唯一の友人である主賓の同僚は途中で休暇に出発してしまうし(まあ、それがパーティの主要目的だったのですが。彼女を送り出そう!という。)、ちょっと辛いなー、もう帰ろうかなーと思っていたところにダーリン(仮名)登場。後ろからなぜか軽く抱きしめられ、めっちゃ嬉しそうに挨拶されて、いや、わたしも会えて嬉しいけど(知り合いに。)、どうしたのこの人?と、ビックリしました。
(お互い他に誰も知らなかったのもあって)、その後は2人の世界。ばったり会ったのが偶然台所だったので、そのまま台所でずっとしゃべっていました。内容といえば、わたしの修士論文のテーマについての議論とか、あまり色気はなかったのですが。
そんな話の中で、彼から「乗馬とか興味ある?よかったら明後日の日曜日にでもうちの大使館で乗馬しない?」とのお誘いがありました。・・・これって、相当卑怯だと思いません?乗馬ですよ?大使館で外交官1人1人が馬持ってるんですよ?そんなん誘われたら断れます?よっぽど馬嫌いでないかぎり。
つき合い初めてしばらくしてから、わたしが国際会議にメモ取り要員で出席してたときに、その辺の外交官にナンパされまくったことがあるのですが(国際会議ではみんなあまりにもヒマしているので、お茶の誘いがよくかかる)、「今日は、イタリアとコンゴの人にお茶に誘われたよー。断ったけど、外交官っていったいどうなってるん?ナンパしに会議に来てるん?」と報告したところ、「やっぱりお茶じゃ、ありきたりだし、つまんないし、ダメだよね。やっぱ馬くらい出さないと」との発言があり、お前乗馬に誘うのがナンパの手かよ、と。「ふううん。乗馬に誘うと成功率高いんや?」と冷たい視線を送ると、「イヤ、別にしょっちゅう乗馬に誘ってるわけじゃないよ。ほんとに。君くらいしか誘ってないよ。」と動揺しつつ言い訳してましたけど。
続く。長くなってます。すみません。
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