2004年04月27日(火) |
そこがヘンだよ、特許裁判! |
最近、特許に関する裁判って多いですよねぇ。 なんか、値段もすんごくお高いお金がもらえるみたいですが・・・。
ウチ、会社で特許関係の仕事もしておりまして。 何件か、特許も出してるんですけどね。
会社は、特許を出願する時に、 特許庁とかに、いくらかお金を出してるんですよ。 (といっても、100万円も出してませんが)
で、それが役に立つ特許だった場合、色々と儲かりますが、 どうでもいい特許を出す場合もあるわけで。 そこで、会社が出願することで、リスクを負ってるってことが1つ。
もう一つは、大体どこの会社も、出願の際に、 発明者に対してお金を払ってます。 で、それで特許に関するライセンスを会社に譲渡する、ト。 そういう《契約》をしてるわけですよ!
なのに。 「自分が出した特許で、自分がもらった以上に儲かってるから、金よこせ!」 ってのは、どう考えてもおかしいだろう、と。
儲かる、儲からないは、結果論であって、 特許を出した時点では、どのくらいもうかるか、なんてわからない。 会社も、発明者も。 だから、譲渡する際に、もらう金額が不満だったら、 会社辞めて、特許を自分で取って、使っていけばいいじゃん。
そりゃね、青色LEDみたいに、 明らかに儲かるとわかってる特許ってのもありますよ。 けど、それにしたって、不満だったら、その時点(特許を出す時)で、 それを言え、と言いたい!
裁判所も、譲渡するって契約がちゃんとあるんだから、 それを覆すこと自体、おかしいって! 技術者が報われるとかなんとか言ったって、それは技術者のいいとこどり。 ただで特許出すだけ出しといて、思ってたより儲かったから、 もっと金出せ、なんて、そんなヤクザな商売ありませんよ、ホント!
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