「分け隔てること」
この世界にある境界線にはいくつか種類があって価値を分ける境界線と存在を分ける境界線とそして空間を分ける境界線がある。後者の二つは何があろうと揺らいではならないものだと私は知っている。ただひとつ前者のみがそれ自身に曖昧さを抱擁することを 許可されているのは 人間の不完全さゆえの 美しさと醜さだと思う。