short story


2006年10月09日(月)


「レモネード」



体がリズムを刻んで
甘い香りがして
ドアの隙間から風が吹き込み
すぐ近くから
食器の触れ合う音が聞こえた。

この時間だけは
視線の先と探し物で
私の頭の中は一杯になるが
氷が解けるまでは
身を委ねてもよいかと思う。

 < past  INDEX  will >
日記才人