| 2003年03月17日(月) |
とんびが鷹を生んだ。 |
違います。(笑)
土曜日に端を発するんですが。 夕方ぐてぐてになって帰宅すると、 父親がなんかいつになく丁寧な言葉でなにやら 熱心に電話で話をしているんですね。 なんだろう?と思って話を聞いてみると、
「鳥を保護した」
って言うんですよ。 ほげー、鳥かー、どんななの?と問えば。
「とんびか鷹かわからんが猛禽類であることは確か」
という、また思いもよらない言葉が出てくるでは在りませんか。 せいぜい鳩とかすずめくらいなもんだと思っていたので、 かなりびっくりしました。
いわく。 いつだかわからんのですが、 とにかくその鳥が庭に蹲っていたそうで、 それを狙ってうちの猫にゃん二匹と、 近所の野良猫1匹が互いに互いをけん制しあって 三すくみ状態。 まさにへびとかえるとなめくじ。(あれ?) 鳥は蹲って動けない状態なので、 父と母が猫を制して鳥を保護したそうです。
捕まえてみてびっくりで、 どうみても普通のすずめだの鴉だのはとだのではない。 そこで父が市役所に電話したところ。 「管轄外」ということで断られたそうです。 そこで「県事務所」の「自然環境課」の猛禽類専門に扱っている 機関を教えてもらったので掛け直してみると。
「担当者が帰った」
といわれてしまったとか。 そこで話を続けているうち、 種類はわかるか?と聞かれたのですが、 当然こちらは素人ですので「猛禽類としかわからん」と答えたら オオタカ(天然記念物)だったらすぐに引き取りに行くが そうでなかったらうちで保護していて欲しい、と言われたそうです。 バカいうなー、うちは猫を二匹も飼ってるんだがなー、と伝えたところ、 あちらの方がいろいろ調べて市内の獣医さんが預かってくれることに なりました。
それで帰宅してぐてぐてのところ、 変な好奇心に駆られた私は 「今から行くの?私も行くー」と嬉々として憑いて行った(字が違います)のですよ。 車に乗っている間はずっと暗くて、 どんな鳥かはわからなかったのですが、 預かってくださる獣医さんのところで かごから出した時初めてみましたところ。 大変綺麗な模様の入った目がまん丸で真っ黒の サッカーボールより一回りくらい大きい 爪とくちばしの鋭いまさに「猛禽類」な鳥が現れました。 なかなかかわいい顔でした。
獣医さんいわく怪我は無いがかなり弱っているとのことなので、 2.3日様子を見て体力が回復しだい野に放つとのことだったのですが。
今日帰ってきて結果を聞いてびっくり。 てっきり大きさからとんびか何かの子供と思っていた 私達でしたが。 あの鳥は「ちょうげんぼう」(別名マグソタカ)という タカ目ハヤブサ科のれっきとした「成鳥」だったのです。 場所によっては天然記念物に指定されている地域もあるそうなので、 今朝専門家が調査のために 発見時の様子を詳しく電話で問い合わせてきた、ということでした。 ちなみに私の住んでいる市でもタカなどの猛禽類は生息しているらしいのですが、 T市はいかんせん無駄に広いので、 生息地域が同じ市内でもどこなのかなんて知る由もなく。 その結果にただ驚くばかりでした。
まーこれで、 素人が下手に野に放つよりも、 専門の人があの鳥にふさわしい場所で自然に返してくれることが はっきりしたので、 まずは一安心、と言った次第です。
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