家族進化論
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2026年09月08日(火) Repost

その名も”My Favorite English Song”
(生徒たちは「Mフェス」と呼びます)、
夏休み課題の自学ノート(40日分)の1頁を使い、
お気に入りの洋楽1曲をプレゼンするイベントです。

生徒たちにはノート見開き(B4)にペン書きで、
歌詞や訴求ポイントなどを自由に書かせます。
イラストや写真を使う子たちも多くいます。
「推し洋楽曲」をこれでもかとアピールしてきます。

ONE DIRECTION、Taylor Swift、Ed Sheeran、
Bruno Marsに Avicii、ディズニー映画のテーマ曲、
などが多いですが、なかにはBeatlesやCarpenters、
StingにCyndi Lauperの曲も紹介されます。

そうそう、今年は映画の影響もあってか、
Michael Jacksonの曲を紹介する生徒も多かったです。

さて、生徒たちの作品はクラスメイト全員で鑑賞します。
さらには学年全体で投票して代表曲を選出します。
選ばれた曲は授業で扱う曲の一つとなります。

もともと私の授業ではよく洋楽を紹介しています。
もちろん、取り扱う曲や好みにもよりますが、
生徒たちがとても楽しみにしてくれている時間です。

そこで、年に一度くらいは選曲を生徒たちに
任せようと思って始めたのがこの「Mフェス」です。

課題提出から授業までの流れは次の通りです。

�� 2学期始業式の日に自学ノートを回収する
(�△里燭瓩縫廛譽璽鷂狭栃任魍�かせた状態で)

�� 生徒たちの原稿をクラスごとにスキャン

�� LL教室で鑑賞し、クラス代表曲を選出
(Googleフォームを使い、一人3曲に投票)

�� LL教室でプレゼン原稿を見せつつ、
各クラス代表曲をかけ、学年代表曲を決定
(Googleフォームを使い、一人1曲に投票)

�� 学年代表曲を授業で取り扱う。しばらくは
授業初めの宿題チェックの時間に流す。

いかがでしょうか。
作品の現物をお見せできないのが歯がゆいですが、
なんとなくイメージして頂けるでしょうか。

この活動は中1のときから始めています。
今年で3回目です。
(前に6年間持った学年では高2まで続けました)
生徒たちの作品は、玉石混交ではありますが、
全体としては年ごとに質が上がってきます。

・自分の作品がクラス内外で鑑賞される。
・自分の「推し曲」が授業で教材として扱われる。

これら2点が多くの生徒たちにとって、
強い動機づけになっているようです。ときには
こちらのねらいを越えて、と感じるほどです。

「Mフェス」に限りませんが、
私が課題を出すときにねらい、意識することは、
「必要性」と「見通し」です。

すなわち、生徒たち自身が課題に取り組む
「必要性」を強く感じられるかどうか。

これをどうすればどうなるか(ときには、
これをやらなければどうなるか)
という「見通し」を持つことができるかどうか。

生徒が課題に主体的に取組むかどうかの成否は、
ここにかかっているように感じています。
「Mフェス」でいうと、上記の2点がまさにその
「必要性」と「見通し」にあたります。

ともあれ、毎年、夏休み明けに生徒たちと
「Mフェス」をワイワイやっていて感じるのは、
「好きなもんについて語るんは、ほんまにええなぁ」
という単純な思いです。

生徒たちの思いがほとばしる作品や、
たとえ全力で手を抜いている作品であっても、
好きなものについて書かれているものを見ると、
自ずから楽しい気持ちになってきます。

以上、”My Favorite English Song”のお話でした。

進学校の教員だからといって凄いわけじゃないです。
そりゃ、生徒たちに教えられる程度の教科の力はあります。でも、我々英語科の場合、365日、毎日4時間から5時間は英語に触れているのです。土曜も日曜も正月もお盆も、です。英語力は自動的に高くなります。
が、「英語力が高い=指導力が高い」という等式は成り立ちません。

学校名が先生を凄くするわけではありません。どの学校の先生もみんな「ふつう」です。たまたま働いているところが有名な学校というだけのことです。

ふつうの人たちが、もがきながら、努力しながら、少しでも高みに這い上がろうとして生きているのです。学校名だけで「ちやほや」されるような存在ではありません。


「凄い」先生がいるとすれば、それは生徒たちが選ぶものなのです。この先生こそ自分の師匠だ!と。


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