【引用ここから】平成進化論より
■世に
「先送り」
の癖に悩まされている方は 少なくないように思います。
先送り癖の、最大の問題は、
気がかりな案件を先送りすることに よって生じる
【案件の脳内常駐】
が集中力を妨げ、
一気呵成に前進しようとするエネルギーを 奪い去るところにあります。
■こうしてエネルギーが減少することで ますます案件が滞留し、それは
【さらなる、案件の脳内常駐】
を誘発し、
ますます持てるエネルギーを 減衰させていくこととなるでしょう。
■とするならば、 この問題に対する打ち手は一つしかなく、
先送りのモードが発動されそうに なったらすかさず、
【心を無にして、 何も考えずに、粛々と】
自分の心を負の方向に引きずる 案件を、
一つ、また一つと、 こなしていくしかありません。
■そうこうしているうちに、
重たい荷物を少しづつ下ろしていく 感覚を覚えるようになるでしょう。
さらに、ある段階からは
【荷物を下ろして身軽になっていく、 そのプロセス自体に喜びを覚えられる】
ようになるはずで、 そこまで来れば、しめたもの。
■最終的に、
背負っているリュックの中には 何も入っていない(滞留ゼロ)、
というくらいの身軽さを 感じられるようになると、
これまでの重たい足取りはどこへやら、 その次は、むしろ積極的に
【わざわざ背負うべき荷物を見つけ出しては、 背負い、その上で、改めて下ろす】
ことに喜びを覚えるようにすら なるものです。
■ここで、新たに背負う荷物(仕事)を
【将来、逓増的に価値をもたらしてくれる 仕組みを作ること】
に限定すれば、
「荷物(新たな仕事)を見つけ、 背負い、下ろす」
この3ステップを完結させるたび、 未来の豊かさがより確実なものになる、
と信じられるようになるから、
【積極的に荷物を背負いに行く (=積極的に新しい仕事を探し求める)】
ようになるのです。
■ここまでいくと、 他の人から見れば
「わざわざ荷物を背負いに行っている」
としか見えない行為が、
当人にとっては
「将来の、安定や満足や充足や幸福を 生み出すシステムづくりを行っている」
という喜びに変わるでしょう。
■ここまで至れれば、
【先送りの癖は完全に打破された】
といって良いでしょう。
そこまでは多少、重たい荷物があっても 立ち止まらず、億劫がらず、
【何も考えずに、粛々と、 下ろすべき荷物を下ろす】
ことが習慣になるところまで
「思考を完全に停止させて」
やってみることです。
■やがて
【荷物を背負っていないという状態に 近づいていく喜び】
が生まれ、さらに
【遂には背負っている荷物がなくなった】
という状態まで至って、 その次に、ようやく
【わざわざ背負うべき荷物を見つけ出しては、 背負い、その上で、改めて下ろす】
という喜びを味わえるように なるのです。
■この順番が大事なのに、 少なからぬ人は、
【今、背負っている荷物も 下ろしていないのに、
新しい荷物を背負い込み、 倍加された荷の重さに苦しんでいる】
ように見受けられます。
■古来より、
急がば回れ、 急いては事を仕損じる、
と言われます。
功を焦り、 新しい荷物を背負いたい
(もっと、いろんなことに チャレンジしては結果を出したい)
その気持ちは分からないでもありません。
■でも、まずは、
「今、背負っている荷物を すべて一旦、下ろすこと」
が先決です。
そのためには、
「一切の思考を停止し、無の精神で 滞留している仕事をすべて片付ける」
こと。
■それが実現して、 はじめて次のステップである、
【思考をフル回転させて、 どの荷物を背負うべきかを吟味、選択し、
背負い(取り組み)、 下ろす(仕組みを作り上げる)】
このプロセスを高速で回せるように なるでしょう。
■物事に順序あり。
なにごとであれ、順番を無視して うまくいくことはありません。
【引用ここまで】
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