生徒に「この一年で学ぶ語句・例文集」をあらかじめ
配布するという話を先週書きました。その冊子に載せた
前書きの続きを抜粋します。
英語学習のポイントを3つ書いたのですが、その2つ目からです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜抜粋ここから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
��必ず音読を伴った英語学習をする。
英語が音声をともなった「ことば」である以上、
無言での学習はありえません。毎日英単語を発音する、
毎日英文を音読する習慣を身につけましょう。
ただし、音読にあたっては以下の点に注意しましょう。
・常にＣＤの音声を利用し、真似をしながら音読する。
（×我流の発音）
・意味やルールを理解した上で音読する。
（ד意味不明”なままの音読）
��「覚えよう」とするよりも、「繰り返す」ことを意識する。
英語が得意になるために覚えるべきことはたくさん
あります。しかし一方で、人間は忘れる動物です。
新しい情報が入ると、あまり使用していない古い情報は
思い出せなくなるものです。
ある情報を「いつでも思い出せる状態」にするカギと
なるのは「繰り返し」です。皆さんは自分の名前や家族
の名前、（おそらくは）自宅の住所といった情報を
いつでも思い出せることでしょう。これはまさに繰り
返しの産物です。
同じ情報を何度も目にしたり、口にしたりすることで、
脳はその情報を「これは生きていくために必要な情報だ」
と判断するのだそうです。「勉強しても忘れてしまう」と
思い悩むのではなく、忘れたらまた繰り返せば良いのです。
以上３つの大事なことを紹介しましたが、何よりも
大切なことは、学ぼうとする気持ちです。
英語をなぜ学ぶのかという問いへの答えはさまざまです。
「英語ができる人＝優れた人間」ということではありませんし、
英語ができなくてもこの日本で生きていくことができる
のも（今のところは）確かです。
ただ少なくとも、日本語だけしか使えない人よりも、
英語が使える人の方が人生の選択肢が広がることは事実
でしょう。英語という外国語学習を通じて、英語話者の
思考の一端や文化が見えたり、母語である日本語を
見つめなおす機会が生まれたりもするでしょう。
また、そこまで高尚なことを考えなくても、単純に
「新しいことを知るのは楽しい」し、「できなかった
ことができるようになるのは楽しい」ものです。洋楽や
洋画、スポーツなど、興味の世界を広げるために英語を
学ぶというのもアリだと思います。
皆さんそれぞれが何かしらの前向きな“気持ち”を
持って英語学習に臨んでくれたら嬉しく思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜抜粋ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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