（木村先生メルマガより）
そもそもこのチームキムタツは、ロンドンに行ったとき、
大英博物館の入場料が無料だったのを知って感銘をうけ、
ロンドンの人に「どうして無料なのか」と聞いたときに
「若い芸術家はカネがない。カネがない奴からカネを
取ろうとすると彼らはここには入れない。そうすると
芸術家は育たない」とおっしゃったときに始まったのです。
教員もカネがないですよね。
なのにいろんな勉強会が数千円の参加費を取ります。
予備校主催だと1万円以上の馬鹿みたいにでかい金をとり、
それなのに学校現場を知らない講師がえらそうにしている。
なんてバカバカしいんでしょう。
教員が主宰している勉強会もいくつかありますけれども
たいていは有料にしている。これではカネのない人は
来るなと言っているのに等しい。
そして主宰者の教員の多くは税務処理をしていませんので
要するに参加者全員で脱税の手伝いをしていることになる。
仮に「講師に交通費や講演代を支払うため」という名目としても
カネを集めるというのは税務処理の義務が生じるのです。
あまり教員はそこのところ知らない人が多いのですが、
ものすごく危険なことなのです。
誰かが国税庁に「〇〇先生の勉強会は有料だが、税金は
支払われているのか」と連絡すれば、参加教員全員が、
特に公立の先生方の場合は、額によっては懲戒処分になる。
週刊誌があちこちで目を光らせている昨今、
そんな危険なことをよくやるなと思います。
僕は儲けようと思ってやっているのではないのです。
もっと教員のレベルを上げたいなと思っているのです。
そうしたらこの国はもっといい国になります。
我々は人間を育てるクリエイターなのですから。
大英博物館のような立派なところが無料なのに、
僕の拙いセミナーでカネが取れますか？
僕はもっと先生方に育ってもらいたいのです。
カネがない人からカネを取ると、教員は育たない。
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