家族進化論
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2017年04月27日(木) 好循環を待つ

四月。

【丸山氏のメルマガより引用】
中学2年生、『ユメタン0』は2周目に入っています。
どのような形で進めているかを書きます。

ゴールとなる単語テストは、以下の形式です。
1.私が読み上げるフレーズを聞いて、その和訳を書く。(10題)
2.私が読み上げる日本語に対応する英単語を書く。(18題)

合計28点で、24点以上合格です。

【ユメタンの授業での扱い】
単語テストに向けて、授業では帯活動的に『ユメタン』を進めてい
ます。その手順です。

まず、B4の紙に該当するユニットのフレーズが全て印刷されたもの
を用意します。表に50フレーズ、裏に50フレーズ。
「保存版」と書かれています。

この表を配りまして、以下の手順で進めます。

1.1番から30番までのフレーズを、読めない単語や理解できない
部分に下線を引きながら各自で音読する。(2分)

2.「下線を引いた部分について質問があればご自由にどうぞ」の時
間を取る(後述します)。

3.私のあとについて1回ずつフレーズを音読。

4.各フレーズの意味を取りながら黙読。意味がわからないものに
はチェックを。

5.CDを聞き、意味と音を確認。生徒は音声に少し遅れて声を出
す。

6.「各フレーズの訳を1回ずつ自分で書いて、ユメタンと照らし
合わせ確認してくること」という宿題を出す。

以上でだいたい15分弱の活動となります。

次の日は同じメニューで31番から65番まで行い、3日目には同様
に66番から100番までをやります。
フレーズは単語単独でやるのに比べてどうしても時間がかかるので、
このような形にしてみました。

この3回の活動で流れを作り、以降は自宅での学習に多くを委ねて、
授業ではテストの日までフレーズの音読を行うことになります。

【質問コーナーのやり取り】
さて、上記2.のパートにおけるやりとりは、具体的にはこんな感
じになります。

私:まだやっていない文法事項も入っているし、質問があれ
ばご自由にどうぞ。

生徒O:はい!

私:はい、奥村(仮名)。

生徒O:116番の against drugs が良くわかりません。

私:あー、なるほど。against は前置詞ね。力と力が正面から向か
い合うところをイメージするといいよ。「〜に対して、対抗して」
といった意味。
law って何だった?

生徒O:法律です。

私:そうだね。では a law against drugs はどんな意味になる?

生徒O:…あ!「脱法ハーブ」!

一同:爆笑

「これくらい生徒もわかっているだろう」とうっかり思っていると、
いざ言わせて確認したときに「そう来たか…」と思わされることは
多々ありますね。
コミュニケーションをとりながら、生徒の理解を確認していくこと
も大切だとしみじみ思います。


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