四月。
【丸山氏のメルマガより引用】 中学2年生、『ユメタン0』は2周目に入っています。 どのような形で進めているかを書きます。
ゴールとなる単語テストは、以下の形式です。 1.私が読み上げるフレーズを聞いて、その和訳を書く。(10題) 2.私が読み上げる日本語に対応する英単語を書く。(18題)
合計28点で、24点以上合格です。
【ユメタンの授業での扱い】 単語テストに向けて、授業では帯活動的に『ユメタン』を進めてい ます。その手順です。
まず、B4の紙に該当するユニットのフレーズが全て印刷されたもの を用意します。表に50フレーズ、裏に50フレーズ。 「保存版」と書かれています。
この表を配りまして、以下の手順で進めます。
1.1番から30番までのフレーズを、読めない単語や理解できない 部分に下線を引きながら各自で音読する。(2分)
2.「下線を引いた部分について質問があればご自由にどうぞ」の時 間を取る(後述します)。
3.私のあとについて1回ずつフレーズを音読。
4.各フレーズの意味を取りながら黙読。意味がわからないものに はチェックを。
5.CDを聞き、意味と音を確認。生徒は音声に少し遅れて声を出 す。
6.「各フレーズの訳を1回ずつ自分で書いて、ユメタンと照らし 合わせ確認してくること」という宿題を出す。
以上でだいたい15分弱の活動となります。
次の日は同じメニューで31番から65番まで行い、3日目には同様 に66番から100番までをやります。 フレーズは単語単独でやるのに比べてどうしても時間がかかるので、 このような形にしてみました。
この3回の活動で流れを作り、以降は自宅での学習に多くを委ねて、 授業ではテストの日までフレーズの音読を行うことになります。
【質問コーナーのやり取り】 さて、上記2.のパートにおけるやりとりは、具体的にはこんな感 じになります。
私:まだやっていない文法事項も入っているし、質問があれ ばご自由にどうぞ。
生徒O:はい!
私:はい、奥村(仮名)。
生徒O:116番の against drugs が良くわかりません。
私:あー、なるほど。against は前置詞ね。力と力が正面から向か い合うところをイメージするといいよ。「〜に対して、対抗して」 といった意味。 law って何だった?
生徒O:法律です。
私:そうだね。では a law against drugs はどんな意味になる?
生徒O:…あ!「脱法ハーブ」!
一同:爆笑
「これくらい生徒もわかっているだろう」とうっかり思っていると、 いざ言わせて確認したときに「そう来たか…」と思わされることは 多々ありますね。 コミュニケーションをとりながら、生徒の理解を確認していくこと も大切だとしみじみ思います。
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