ほぼ民泊に近い、とある旅館。
商店街のカレンダー。 二階に上がれない旅館のばあちゃん。 煙草は吸わない、というと偉いね、という。 その部屋から匂う灯油ストーブの匂い。 ちゃんちゃんこ。 しっかり客をもてなす生け花と掛け軸。
ばあちゃんが風呂を沸かしてくれた。
涙が出てくる。
祖母宅には帰っていたけど、シンガポールから帰ってきたら、 全ての住人が旅立っていた。 業務的に整理されていく祖母宅。
初めて、祖母が亡くなったのだとシンガポールから帰ってきて実感する。
挑戦しなければ、何も残らないんだよ。 自分自身への言葉。
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