LOVE diary
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+デート つづき。+
昼食を摂っている間は、気持ちも大分落ち着いてきた。
いろんな会話をして、いつもみたいに笑いあえた。 機嫌も直ってきたみたい。 単にお腹が空いていただけなのカナ?(苦笑)
と、思ったのも束の間。 決定的な事が起きた。
それは、お店を出てケーキショップに行くときの事だった。
新しいケーキショップを見つけておいた私は、 彼の車でそこまで行くつもりにしていたのだが、 場所をよく把握していなかった。
「この通りをまっすぐ行けばあるはずなんだけどぉ・・・」
そこは、店先に大きな黄色い看板が建っていて、とても目立つ。 遠くからでもよく判るハズなのだが。 探している時って、見つからないんだよねぇ。
すんなりといかないことで、またイライラモードに戻ってしまった。
『行き過ぎた?じゃあ、Uターンしよう。』
彼はそう言ってくれて、今来た道を引き返した。
「確か、こっち側に看板が・・・・・。あっ!あれっ!」
木々の間から黄色い看板が見え隠れしている。 良かった、やっと見つかった。
看板の手前にその店の駐車場があって、奥に店舗がある。 店の前で左折すればOKよね〜♪ なんて思っていたら、 なんと!通り過ぎてしまったのだ。
「ああんっ!もうっ!(-_-メ)」
思わず口から飛び出してしまった。
一瞬車内に冷たい空気が流れる。
『大丈夫。歩道を走るから。』
そう言って、(違反だけど)ほんの少しだけ歩道を逆走してくれた。
彼は場所が判らないんだから、迷って当たり前でしょう? その事を知っていたのに、ちゃんと説明できなかった(しなかった) 私が悪いんじゃないのぉ !!
それを、あんな言い方するなんて・・・。
元々場所がうる覚えだった自分が悪いくせに。
通り過ぎるなんてのは、些細なこと。 ほんの数m行き過ぎただけ。
それを、それを・・・・・・。
「・・・・・・ ごめんね。」
心に余裕のない私は、小さくポツリと言うのが精一杯だった。
『ううん、いいよぉ(^^) 道を間違ったのは俺だし。』
どうしてあなたは、そんな優しいの?
それに比べて私は、なんてちっぽけな人間なんだろう。
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