LOVE diary
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2001年04月06日(金) 心の余裕

+デート つづき。+


昼食を摂っている間は、気持ちも大分落ち着いてきた。

いろんな会話をして、いつもみたいに笑いあえた。
機嫌も直ってきたみたい。 単にお腹が空いていただけなのカナ?(苦笑)

と、思ったのも束の間。 決定的な事が起きた。

それは、お店を出てケーキショップに行くときの事だった。

新しいケーキショップを見つけておいた私は、
彼の車でそこまで行くつもりにしていたのだが、
場所をよく把握していなかった。

「この通りをまっすぐ行けばあるはずなんだけどぉ・・・」

そこは、店先に大きな黄色い看板が建っていて、とても目立つ。
遠くからでもよく判るハズなのだが。
探している時って、見つからないんだよねぇ。

すんなりといかないことで、またイライラモードに戻ってしまった。

『行き過ぎた?じゃあ、Uターンしよう。』

彼はそう言ってくれて、今来た道を引き返した。

「確か、こっち側に看板が・・・・・。あっ!あれっ!」

木々の間から黄色い看板が見え隠れしている。
良かった、やっと見つかった。

看板の手前にその店の駐車場があって、奥に店舗がある。
店の前で左折すればOKよね〜♪ なんて思っていたら、
なんと!通り過ぎてしまったのだ。

ああんっ!もうっ!(-_-メ)

思わず口から飛び出してしまった。

一瞬車内に冷たい空気が流れる。

『大丈夫。歩道を走るから。』

そう言って、(違反だけど)ほんの少しだけ歩道を逆走してくれた。



彼は場所が判らないんだから、迷って当たり前でしょう?
その事を知っていたのに、ちゃんと説明できなかった(しなかった)
私が悪いんじゃないのぉ !!

それを、あんな言い方するなんて・・・。

元々場所がうる覚えだった自分が悪いくせに。

通り過ぎるなんてのは、些細なこと。
ほんの数m行き過ぎただけ。

それを、それを・・・・・・。


「・・・・・・ ごめんね。

心に余裕のない私は、小さくポツリと言うのが精一杯だった。

『ううん、いいよぉ(^^) 道を間違ったのは俺だし。』

どうしてあなたは、そんな優しいの?

それに比べて私は、なんてちっぽけな人間なんだろう。


Misaki |MAIL

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