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2004年02月24日(火) 春よ恋…は、遠い思い出?


 淋しさを紛らわすだけの付き合いに好きという感情を絡めて恋だと勘違い。それは楽しい日々だと思い込ませての明け方、帰り道。
 覚えはじめの味で躯を朱に染めて、世慣れた嘘も見抜けない頃は、色香の渦に身を投げて我を忘れようしてた。
 膝を抱くよりも、この身を抱くことになって、男を知った躯は純粋に恋に臆病になっていく。
 暖かさの欠片も見当たらない暗い部屋で間抜けな肌を晒し、手探りであるはずの無い温もりを見つけようとしがみ付いての代償は、涙を忘れること。
 シガラミ抱いてアコギな思惑が渦巻く場所に慣れて、この足でシッカリと立ってしまったことを悔やんだ時は、感情さえも巧く誤魔化せるようになっていたはず。

 泣かないことを誓うとさ、無邪気に笑うことも捨てることだよね。




『彼氏』の持つ定義を、誰か教えてください。

 好きになった相手に、不様な姿は見せたくないと力み始めて強がってしまうのは、どうやらすっかり馴染んでしまった癖のようで。それ以前の感情であれば、それこそ裸足で追いかけて後ろからビール瓶で殴り倒しての持ち帰りさえするほどなのに。
 相手の気持ちが少しでも見え始めるともうダメ。
 何をするにもギクシャクしてきて、ロボットが歩くようになってしまう。
 それを自分で再確認するのが厭で、結局は逃げ出す。

 最近、恋したのはいつですか?




 よ〜く考えよぉ〜♪
 男は大事だよぉ〜(色々な意味で) 6点




 『月虹』って素敵な言葉だね。見てみたいもんです。





香月七虹 |HomePage