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2003年11月13日(木) こりゃ、怨まれてるね


 家の電話受付時間は午前中は10時からです。
 それを知っているのは友人連中だけなのだけど。
 朝も早よから電話がかかってきました。

 おろ?こんな時間に何かしらんと、思うわけです。そうなると寝ぼけ声でなく余所行きの声での対応、すると母からでした。早い時間に母からとなると、これまた妙な胸騒ぎがするもんです。



 「たぶんオマエ宛てに、荷物が着払いで届いたのだけど、その荷物が今玄関に置いてあって×※グオ@サ@イオrc、x3fh03kg」なんだか興奮している。意味が掴めない。何かあった時にすぐに興奮気味になるのはいつものことで、もうそれは幼少のころからの付き合いだから分かるのだけど、そのままにはしていられない。着替えを済ませて愛車(自転車)で駆けつける。
 玄関のドアを開けると、山積になっているダンボール箱。
 伝票を見ると配送宛ての住所も間違いない、配送先は店になっている。横で色々と説明をする母に返事をしつつ、その店に電話をかけてこの伝票が起きた流れを訊くと、女性の声でわたしの名を名乗る者からの注文を受けての発送だそうだ。
 注文をした覚えも無いし、その店の電話番号さえ手元にある配送伝票を見るまでは知らないものである。詐欺にしても、詐欺師の儲けは無い、悪戯にしては悪質すぎる。
 その旨を告げると相手の店の落ち度があるわけでもないが、代金引換で発生した料金と配送料金も全て戻るとのこと。
 配送業者とその店との電話で午前中を潰した。
 無事、集配の人に来てもらって代金も戻り、こちら側は完了した旨を店に連絡してやっと一息ついたら、やたら疲れた。多分、今回の愉快犯はこうしたことを楽しんでいるのだと思うと、なんだか気持ちが治まらず今回被害にあったその店と共に、被害届けを出すことになると思う。

 電話一本での注文を受け、配達するピザ屋もそうだけれどもこの手の嫌がらせが他でも多発してるとのこと。

 今住んでいるこの場所に引越しをして落ち着いてから数年のこと、ケーブルテレビの工事依頼や、NHKの集金依頼やそういった電話で依頼での「わたしの名を語って(どれも女性からの電話での依頼だと確認済み)のイタズラ」も何回か経験している。なので、今回のこのケースもその一貫ではないかとも考えられるし、単なる無作為に選んだ人を相手にしたイタズラかもしれない。どちらにしても気分のいいものではない。

 友人にこの件を話ししたところ「あんた、怨まれてるね」一言で片付けられた。胸に手を当てて考えてはみたものの、月間行事も治まる頃だというのに乳が張っていて痛いので止めた。



どんより。


香月七虹 |HomePage