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2003年11月05日(水) 女同士のお喋り



 突然ですが『甲斐よしひろ』が好きです。

 別れるためにキミを抱締めたんじゃない。
 くぅ〜っ堪んねぇな、ぉぃ。

 昔の彼(甲斐よしひろ)の写真を見たら、うーんこれまた気持ち悪げで堪らん。






 久しぶりに実家の様子を見に行く。
 数年前の夏に母の具合が芳しくなくなってから、暇を見つけてはあしげく通う親思いの娘ってことは全くなく、時折向こうから電話がかかってくる程度でこちらから電話をすると何かあったのかと驚かれる程に接触を持ちたがらない素敵な母親は、きっと娘の立派な独り立ちを願っているのだと、そう思うことにして(時折、行き場の無い思いを紛らわせて)いる。
 微妙に其れを強いられている感は否めないけど。

 一緒に住んでいた頃は、たぶんこんな話題で笑えるとは想像もしてなかったことを話しながら気持ちのどこかで、時の過ぎたのを感じたりした。

 子どもでありながらも、一人の女と見てくれた上でのアドバイスは、嬉しいように感じながらも、子どもに伝えておきたい親の気持ちなのかもしれないとも感じた。
 わたしがまだ青臭い頃は、何でも先回りをしての心配やアドバイスは、とても煩く感じていたのに。


 素直に好きだと自分が思えるように、自分にも素直にその思いをぶつけてくれる相手が生涯出来ないことは少し寂しい気もするけど、それを言ったらキリが無いから、その思いも併せて今思える相手に向かおうという気にその時だけでもさせてくれた。

 すっかり老け込んだ一時期に比べれば血色も良く、医者嫌いな母のお気に入りな先生も見つかったようで、一先ずは安心した。そう伝えると「もっと安心なことに、どうやら墓の心配だけはしなくて済むらしい」とのこと。わたしの名前が赤文字で刻まれた墓石があると言う。
 娘の墓の場所と墓石を既に用意しているのも、どうかと思うが。






そういえば学生の頃、下敷き代わりにしていたファイル入れの中の写真(当時のアイドル(?)の切り抜きやら)を、気づいたら母好みの「草刈正雄」にすっかり替えられていたのを思い出した。その次に当時の母のお気に入りだった「竹脇無我」じゃなくてヨカッタと思ったことまで思い出した。





香月七虹 |HomePage