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管理日誌「庭園の午後」
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2002年12月09日(月) 上海に行ってました

ノベルウッドを更新しました。12/9付け登録作品
これにより全登録件数は160件、うち小説作品は152作品となりました。
11/30以来の更新となりましたので、中には本登録を普段よりお待たせしてしまった作品もあります。何度か確認のお手間をとらせてしまっておりましたら、申し訳ありませんでした。

キャラクターメイキングに関するアンケートも引き続き回答を募集しています。今現在で、63件のご回答をいただいています。
上位三位までは、このような結果です

「作品の登場人物を創造するとき
一番大切にしているポイントは何ですか?」
1位 生い立ち、経歴などの「過去」 19票
2位 現実にもいそうなリアリティ 11票
2位 物語上の役割にふさわしい特徴 11票

寄せられたコメントには、興味深いご意見が沢山あって面白いです。
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【最新コメント5件】
現実にもいそうなリアリティ
> 日常にありそうだけど、物語にしなければ気づかないような事柄を書きたいな
物語上の役割にふさわしい特徴
> まず、物語ありき……だから、それにあわせてしまいます。細かなエピソードはキャラにあわせます。
どんな目標を持っているか
> 人間の行動基準って目標だと思います。目標が違うからこそ、衝突して、人間ドラマが生まれるのかなと。
現実にもいそうなリアリティ
> 感情に嘘のない人物であることが肝心ですね。
生い立ち、経歴などの「過去」
> 行動やセリフの判断基準になるから。
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小説の持つ魅力には様々な要素がありますが、魅力的で印象深いキャラクターが登場することも、代表的な一要素だと思います。
読者の印象に残る登場人物を創造するために、意識してor無意識にの違いこそあれ、書き手はそれぞれ独自の方法論を駆使して努力をしていることでしょう。
小説を書く工程そのものは、一人でこつこつと書き進める孤独な作業になりますので、自分以外の書き手がどのようにして、その道程を進んでいくのかは、意外と知らないように思います。小説を書くという技能に関して、ノウハウを交換する機会が少ないのですね。
時には、普段まったく意識せずに行っている無意識の作業を、お互いに解説しあってみて、はっきりとした認識のもとに置いてみるのも、楽しく、後々の執筆の役に立つ試みではないでしょうか。他の書き手から受ける刺激によって、新たな執筆分野が拓けることも、充分にありうると思います。

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私事になりますが、更新を怠けている間、管理人は上海に行っていました。
その発展ぶりは、噂には聞いていましたが、実際に自分の目と肌で確認すると、改めて驚かずにはいられませんでした。圧倒的なパワーを持った、非常に魅力的な街です。

現在の日本のような、すでに先進的な発展を極めた国の、都市部での生活に慣れ親しんだ者の目から見ると、上海はまだまだ垢抜けない部分を大いに残している街でしたが、私がよく知っている日本の諸都市が、ゆっくりと着実に歩いている毎日に退屈した大人だとすると、上海には、無謀ながらも今この瞬間を力強く駆け抜けていく希望に満ちた若者のような印象がありました。

小説の分野にも、若く荒削りな書き手ならではの傑作が幾多ありますが、そういったものは「そつ」のあるうちにしか書けない作品であると、管理人は考えています。
今の上海には、そういった力があるように感じました。
この若者が今後書きつづる物語を、じっと見守っていきたい気持ちにかられます。

皆様への絵はがき代わりに、南京路で撮影した写真を添えます
この前夜、2010年開催の上海万博が決定し、街は徹夜のお祭り騒ぎに沸いたのでした。通りを行き交う上海人たちは、ビルのマルチビジョンに映し出される、「上海万博を成功させよう!」という巨大な映像に見入っているところです。


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