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管理日誌「庭園の午後」
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2000年12月17日(日) ホームページ管理の風物詩

ダイレクトメールが頻繁にやってくる。

ホームページ管理人のメールアドレスは、基本的に責任者の連絡先として掲載しておかなければならないものなので、管理人zero-zeroも2年半前から自分の zero-zero@geocities.co.jp というメールアドレスをページに掲載しまくっているが、それを拾って、広告のメールを送ってくる人たちがいるのさ。

メルアドを使いはじめて1年もすれば、ぽつりぽつりと現れはじめる、ダイレクトメールだが、3年を迎えようかという頃合になると、ほぼ毎日なにかのダイレクトメールが届いてるような状態になる。

いちばんアリガチなのは、私のえっちな画像をアップしたから見にきてネという、ネットオカマっぽい人からの手紙。それから、期間限定のツーショットチャットを開催するから、私に会いにきてね、というネットオカマっぽい人からの手紙。奥さん、不倫しませんかという、退屈そうな人からの手紙。

別の系統では、こういう商品をネット通販してますので、ぜひお買い求めください的なもの。グルメ情報なんていう穏当なものから(以前、ネット仲間があっちでもこっちでも「韓国焼き海苔のダイレクトメール」の話をしていたコトがあったなァ) メールアドレスのリストを売りますというような、スパム送信補助サービスみたいなのまで。中には検索ロボットのようにネットを自動巡回して、ホームページからメールアドレスの情報を抽出・リストアップするソフトウェアの販売なんてものも。それ便利じゃん。

このようなものはまとめて削除。いちいち気にとめるようなモンではない。日記のネタにするくらいが関の山だ。

しかし最近ちょっと目立ってきたなと思うのは、「検索エンジンに登録してください」とか「ランキングをやってますので参戦してください」とか「ホームページの更新を宣伝するメールマガジンに投稿してください」という勧誘のメール。ホームページの宣伝になることは、こっちもエイギョーとして知りたい情報なので、広告をもらってもさほど邪魔にならない情報だ。
だから一応読みはするんだけども、実際にサイトに言ってみると、「なにこれ、まだ工事中じゃん」とガックリくるような場合が2回に1回ぐらいある。

なぜ自分トコの準備もできてないのに登録者を積極的に募集するのか?

今回、新たにやってきたお誘いメールは、同人誌の検索だかランキングだかのサイトで、うちは同人誌は発行してないので、登録しようもないのだがと思いつつ、物珍しさで行ってみたところ、勧誘メールがらみのトラブルでテンヤワンヤの大モメになってるようで、掲示板は苦情とヤジと騒ぎに便乗したサイト荒しに埋めつくされていて、見るからに関わりたく無いカンジ。

騒ぎの元になったサイトが法人運営だというのが、トラブルの責任をより激しく追求される理由(というかネタ)になっていたようだったが、ネット上の法人ほど信用できないものはない。もちろん、信用できる法人(会社)も沢山あるが、ネット上では「会社のフリ」をするのがすごく簡単だ。

ドメイン名(***.co.jpとか***.comとか)を作るのには、多くても5万円くらいしかかからないし、ホームページに○○株式会社と書くのなんて、コドモだってできちゃう。信用できる法人は、所在地はどこどこですと住所、代表取締役はだれで、電話番号はこれ、資本金はいくら、業務内容はこれ、社員数は何名、過去の実績はこんな内容、会社の履歴はこのようなカンジと年表、代表者のアイサツ、というような項目をちゃんと公開しているようなところが最低限だ。(これだってデッチアゲできるのだから、書いてあることを鵜呑みはできない)

そういったことを公開できない法人は、その時点ですでに信用できない。いつ消えるとも知れない、無責任なそこらへんのニーチャンやネーチャンだと思っておいたほうが安全だ。

逆に見ず知らずの他人から信用されたいと思う時には、自分が何者なのかを事細かに書いて、なおかつ、ソツのない規格運営をし、活動実績を明記して信用をつちかい、話し口調は礼儀正しく、温和に、相手をたてることで尊敬を示し、できもしないことを「できる」と言わないことが肝心なんだろうなと思う。そういうのは疲れるから、法人なんか作るものではない。個人でダラダラやるのが一番ラクだし楽しいんだもん。

個人では商売できないかというと、そういうことはない。個人事業登録というのをすれば、個人でもリーガルな営利活動ができる。ミニマムなビジネスとして運営したい場合は、個人事業者の集団として始めるのが無理がないスタイルの代表格だろうな。それで成功したら、同じ面子でお金を出し合ってまず有限会社を作る。(資本金は最低300万円必要デス) そこで成功したら株式会社を作る。それでさらに成功したら、目指せ一部上場企業! などの野望をめざして突き進むのだ。

個人で小説などを掲載しているホームページの活動が活発化して、たとえば同人誌の通販などがバカ売れした場合、個人事業登録をしたほうがトクだと思う。なぜって、ホームページの運営に必要な電話代とか、電気代とか、資料になる本とか雑誌を買う費用などを、必要経費として申告できるからだ。オフ会の代金を接待費として申告することも可能なのかもしれない。(OKかどうかは税務署の人がきめるので、申告してみないとわからない) 申告すると、所得税から該当分の金額が控除されて、還付金が返ってくる。いわゆる「経費で落とす」というやつ。

ホームページの運営には諸経費がかかるものなので、お道楽の範囲を越えたことをやっている人は、個人事業者になっておいて損はないと思うな。個人事業登録には、たしかお金はかからなかったような。自分が住民票を置いている市役所で登録すればいいだけだったはず。やりたい人は自分でちゃんとと調べてみたほうがいいと思う(汗)

純粋にネットビジネスだけの個人事業で、こういったことをやっている人がいるのかどうかは全く知らないのだけど、どこかにはいるのだろうなあ。面白いなあ。


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