きまぐれがき
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外出から帰ってみると、門扉の取っ手にリボンで束ねられたカスミソウ がぶら下がっていた。 ご近所のTさんからだ。T家の庭は今カスミソウが満開なのだ。
ライラックの季節には、うちの庭で咲いたライラックを胸いっぱい抱えて Tさんにお届けする。 私が「ライラックの君」となる日だ。
Tさんはカスミソウを抱えた乙女。。麦藁帽子をかぶって走って来たに ちがいない。日活青春映画吉永小百合か。。いやあの時代、小百合だ ったら野菊かダリアか(^_^;)
この季節、湿度が高く室内までじとじととしていて気が滅入る。 カスミソウをキッチンの窓辺に飾っただけでも清々しくて、外からの生暖 かい風はカスミソウにふれた瞬間から涼風に変わったかのよう。 梅雨時は見た目さわやかが一番だ。
T家のガーデンは、花たちの開花を念頭においての心憎いばかりの色 彩の配置。ところが、そんな計算など微塵も感じさせないでどこまでも 自然体にみえるところなど、ターシャ・テューダーのガーデンの縮小版 のようだ。
でもTさん時々、え!?というような行動をするのは何故? 裏庭のじゃがいもを掘り出すのが面倒なので、スーパーで買ってきて しまう。。とかね。
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