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2002年05月07日(火)
純国産OSに切り替える決心
コンピュータを使っていて 前から不愉快に思っていた事がある。メールソフトもインターネット閲覧ソフトも、デフォルト(初期設定)が英語。向こう製だから仕方ないと我慢していた。良く今までにあった事、ひとしきり文章を書いて(めくら打ち出来るほど達人ではないので)、ひょっと画面を見ると、アルファベットがずらずらと並んでいる。舌打ちしながらそれを消し、日本語に切り替える。 まったくいつもの事ながら、いらいらさせられる。日本語と横文字の混在する、不愉快きわまりない環境。 人名の…崎の「崎」が二種でない。「大」の所が「立」と書く名だってあるのにでない。基本的にOSが外国製だからだ。 森鴎外の「鴎」がでない。区は略字で「メ」の所は本当は「品」である。 言い出したらきりがない。中国料理の献立の名前なんか5つの内4つまででない。 そこでついに純国産のBTRON osに入れ替えることにした。持っているウィン機はPC/AT互換機(DOS/Vパソコン)なのでパーティション(区画)を切ってやれば、楽に入れられるし、主に使っているマックには、バーチャルPC(仮想DOS/V)上で、動く。純国産のOSなので基本が日本語これは本当にありがたい。これで歴史的かな遣いなど例えば森鴎外の「假名遣意見」なども無理なく引用できる。正漢字が多いので、これはもうBTRONの独壇場だろう。 一つだけこの優れた0Sの欠点!OSのネーミングが悪い!大江健三郎の小説のように、中身はいざ知らず、その題名は人目を引く。そのように考えて欲しかった。このBTRON(Business The Real-time Operating system Nucleus)は日本名、 「超漢字」!! これじゃ、漢字辞典みたいで人は振り向かない。OSだとは思えないネーミングです。 だけれど着実に需要は出来てきている。まず中国の漢字ぜーんぶカバーできる。ヘブライ語、他、果てはアイコンに果てしなく近いトンパ文字なんかも大丈夫。 これの最も凄いところは、一昔前のPC/AT互換機(DOS/Vパソコン)でも大丈夫で、起動が20秒ぐらいだと言うこと、ホームページ制作に専用のソフトなど別に必要としない事などがあげられる。ではなぜもっと急速に拡がらないか? それは戦略のせいだ。ソニーのビデオベーターが、色彩・大きさとも劣る ビデオVHSに負けたのと似ている。コマーシャル次第だと言うこと。