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2001年11月15日(木) 一足お先のヌーボー



 いつも一杯ひっかけに行く、ビストロとブラスリーとレストラン足したような、便利なブションというのが寺町二条にある。最近、家にまとまった量のCh,ラフォンメノーが手に入ったので、ご馳走しようと訪れた。
 いつものごとき、カウンターに肩肘ついての飲み姿勢、イスはない、と思ったら、今日初めてイスが二脚用意されていた。オーナーの心遣いだそうで、しかし、座らない。立って飲むことでかなり体力を使う、これを見越してのんでいるんだからイスはいらない。
 14日、明日解禁というボジョレー・ヌーボーが用意されてあった。しかし15日はこの店は休みだ。何も日本人が、一部のイギリス人が始めたお祭りの慣例に従うこたぁない!今ここにあるのなら即刻あけよと、開けてしまった。え?味ですか?テレビでなんか好きなこと言って喜んでいる連中は幸せだよね。

 う…ん!…。ボジョレーヌーボーです。只の。え!これは即醸じゃない方法で作っている? う…ん! それでも、ボジョレーヌーボーです。只の。

 ところがです。近くの老舗の和菓子屋の親父さんが持ってきた、一升瓶入りの、カレー毒物混入の容疑者と同姓同名の名を持つ作り手の作った、天然醸造ワイン、これは白ワインだったが驚いた!
ラ・フランス、洋梨の香りがはっきりして、飲んだカウンターのこちらとあちらで、「洋梨の香り」!だ。

最近日本酒醸造元が、ピーチワインなどを作っているので、梨でつくっているのかと思ったくらいのものだったが、ちゃんと葡萄で作っていた。
酸がほどよく、さっぱりしていてこりゃー!いけまっせ!だった。
日本もやれば出来るんやないか! もう一種の一升瓶の白、ブション提供の月山山麓はこれはマスカットだった。

Ch.ラフォンメノーの飲んだ後の余韻はそれなりに心地よく、酔えた。

 んで、ボジョレーヌーボーはどうしたって? なんか瓶に一杯残ってたデ。

飲んで酔っぱらって騒ぐほどのもんかい、ボジョレーヌーボー










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