目次過去未来


2001年10月25日(木) 奇跡



 夜更けに、最近ちょっと飽き始めたインターネットの画面を見ながら、ふと面白い事を思いついた。小学校の頃を手始めに、親しかった友人や先生の名前を入れたらどうなるだろうか、まず手始めに小学校の頃の友人、それも何らかで目立っていた友人、そう言う人達を思いだし、検索にかけてみた。
不思議なもので、そういう才気煥発で目立っていた友人というのは、何十年経っても苗字だけではなく、下の名前までちゃんと覚えているものだ。面白くなって、次から次へと思いつくままに入れていった。

まぁ、驚くべし!

 その友人の一人は建築事務所をやっていた。故郷で、建築事務所のホームページを作っていた。また一人の中学時代の友人は、東京の自分の住む町で、オンブズマンのネットワークなどのホームページを作っていて、民間のコンピュータ会社のプログラマーを仕事にしていた。最近のプロフィールのページに写真が載せてあり、一目見たときに、何十年も前の記憶にもかかわらず、笑った顔の口元や目はそのままで、すぐ本人とわかった。
 
 高校時代の恩師は、故郷の県立高校校長協会の会長をしていて、やはり最近の写真があり、あの若々しく、当時フェアレディZだったか、ホンダS8だったかのオープンカーに乗って、さっそうと学校に来ていた先生とは思えないくらいおじい顔になって、威厳を漂わせていた。

 小学校時代の友人のページには掲示板があったので、現在、そこで何十年ぶりかの再会を喜びあって、近況などを書き始めたばかりだ。その掲示板にはもう一人、小学校時代の友人が書き込んでいて、二人は小学校時代から今も仲のよい友達のようなのだ。
昔なら40年前に巣立っていった友とは、同窓会幹事か誰かが、精力的に音信を辿らなければ、まず会えないだろう。

世間でも、興信所か私立探偵、事件がらみなら警察のお世話にならないかぎり、まず不可能だろう。それを個人が思い出すまま名前を打ち込むだけで、あっさり出来てしまった。おまけにここ一年くらいの間に撮ったと思われる顔写真入りで出てくるのだ。
これはもう、昔で言うと奇跡である。
ネット同窓会なんてもの、もう先に行っている人達はやっているかもしれない。とりあえず、更新がおぼつかなくても、ホームページを開いて置けば、必要な時、誰かが探し出してくれるかもしれない。
新しい遊びをまた見つけてしまった。










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