物心ついたときから、先にある終わりと向き合っていた人と、話をしました。その人の仮の終わりは、もうすぐだそうです。これ以上望まなければ、それなりに幸せだったと。何も言えませんでした。これ以上、何が言えるのでしょうか。話を聞く以上なにができると言うのでしょう。