デフラグが出来ないんですーという新人の女の子のパソコンをデフラグしてあげたら、 翌日机の上にお菓子が入った袋が置いてありました。
デフラグは【プログラム】-【アクセサリ】-【システムツール】にあるやつで、 一番手っ取り早く、時折は体感できるくらいにアクセスが向上できるツールであります。
彼女のパソコンは、これが10%で応答なしになってしまうのですよ。 なんでいろいろ(テンポラリフォルダの中身を消したり、完全のチェックディスクかけたり)してみたあげく、 結局SAFEモードで立ち上げて実行し、デフラグを完了させることに成功したのでありました。 びば。
んで、件のおかしが入っていた袋。 でかでかと大きく「FMR」の文字。(一昔前の富士通のパソコンのシリーズの一つ) 昔なつかし5インチフロッピーディスクのエンベローブでした。 これは、FMRのシステムディスクとかが入っていたのでしょう。
「懐かしいね」とその袋を持って行けば、 「可愛かったので、専門学校に捨てるので沢山置いてあったのを貰ってきました」とのこと。 「…これなにに使うか知ってる」 「はい、大きいフロッピーディスクを入れるやつですよね」
がーーーん。
そ、そうか。 5インチフロッピーディスクは確かに大きいフロッピーディスクか。
でもね、おねーさんの時代からすれば、大きいフロッピーディスクというのは 8インチのフロッピーディスクを指すの。 ちなみに、今普及している3.5インチがわたしにとっては小さいフロッピーなのよ。
まるで見えない線が引かれた気分でありました。(大袈裟)
ああ、時代と共に基準はずれていくのね。
そんな彼女は、書き込む部分の磁気ディスクが剥きだしの5インチフロッピーディスクを、 埃とかから守るためのフロッピーの入れ物がエンベローブという用語であることを知る由もなく。 その袋はただのフロッピー入れであった模様でした。
ああ、物の名前が死語になるのを体験しているのだなぁと実感したりして。 寂しくもあり、しょうがないと納得したりもしたり。
ゲームのフロッピーディスクとかだと、エンベローブにはほぼ例外なく書いてある 「折り曲げないで下さい」「磁気を近づけないで下さい」等の注意書きが、 キャラクターとか使って可愛かったりしたんだよなぁ。
考えて見れば、CD−Rとかを入れるビニールみたいなシートとかにも名前があるのかな。 3.5インチがよく入っているプラスチックのケースとか。 以外と名前が不明な物って、世の中にあるんだなぁ。
もっといろいろ、気にして生きないと世の中つまらないのかも。 ふむ。
|