2002年06月22日(土) |
美容院とカレーとわたし |
今日は休みの日としては脅威の11時半にぱちっと目を覚まして、
「よしこれわ美容院に行かないと。 キッチンペーパーで髪の毛の水分を泣きながら取るのは今日でおさらば」
と思い立ちまして、
「びよういんいってくる。おひるたべてて」
と、まるで子供が書いたような書置きを机の上に載せて、 寝ている旦那を放置して行って参りました。
7〜8cmくらい切ってもらって、もう軽い軽い。 うきうき家に帰る前に、終わった旨を伝える電話を致しますれば、
「どうしたの?」とのなんか心配げな旦那の声。 「美容院終わったんだよ〜」と返しましたら、
「なんだ美容院か。よかった。病院かと思って、病院まで行っちゃったよ」
あんたは漫画のキャラクターですか。
(夜中胃が痛くて、旦那に何も言わずに病院行った前歴が悪いのですか)
さてさて。 カレーです!!
インド料理のお店まで行ってきました。 場所は東京、大田区の蒲田。
Yahoo!の地図を印刷して、該当のお店に丸をしてもらった紙を握り締め、 まずは現場検証です。
名前もはっきりしてないし、見つかるかなぁと心配してたのですが、あっさり発見出来ました。 だって日本における、インドーーーーーっというイメージそのものの看板が立てかけてあるし。
場所は押さえたのでゲーセンでちろっと遊んで、 商店街の中ほどにあるサンマルクカフェにておいしいおいしい焼きたてのクロワッサンを頂く。 中にチョコレートが入っていて、むちゃくちゃ美味しい。
ああ、これだけでも来た甲斐があったかも…。 これだけ美味しければ、そりゃ見本のクロワッサンも食べられもするわ。
世の中には美味しいものもあるものだなぁと、感心。
その後、もうそろそろいいだろうと件のお店へ。
エレベーターで上がりますれば、店を満たす「インド」というメロディ。 そして、髭もじゃのナイスガイ達。 お店の人に日本人がおりませぬ。
絵画も、置物も、タペストリーもそちらの方の物で、 ちょっと気後れしつつも案内されて席に着席。
1500円のディナーがあると下の看板にあったのですが、 メニューにはみつからなかったのでした。
聞いてもよかったのですが、日本語が通じるのかも不安な上に気後れしているので、 とりあえず2人前から注文出来る2200円のネパールセットをオーダーです。
(次に来た人が、1500円のセットと注文していたので、 言えば注文出来たようです)
最初に白いおせんべいみたいなものを出されます。 なんでしょう。これは。
「もしやナン?」
という、間違った見解を持つにいたり、 とりあえずカレーが出てくるまで取っておこうという暗黙の了解が旦那との間に交わされます。
ということで、最初に食べてもいい料理であるおいしいドレッシングのサラダ。 きゅうりにたまねぎに、人参とかを切っただけなんですが、 なんかおいしかったです。うま。
続いて天下一品のこってりラーメンを思い起こさせる、 野菜が沢山入っているんだろうなぁというざらざらとしたスープ。 (好き嫌いがあると思うけれど、わたしは好き)
辛い辛い魚と、チキンのお肉。 辛いのに美味しい。美味しいのに辛い。 もう泣きながら食べます。
次はモモ。 ネパールの餃子だそうです。 丸くてころころとした餃子。 なんかオレンジ色の汁につけて食べるんですが、またこれが美味しいのなんの。 じゅわじゅわ肉汁がですね、ああもう。 (食べ物の描写って、難しい…)
そして、メインディッシュ。 野菜と豆のカレーに、チキンカレー。 それから、湯気の出ている焼き立てのナン。
この時点で、最初にテーブルに置いてあった、 丸くて白いせんべいみたいなものは、 辛いものを食べる時の箸休めだったことに気づきます。
そうだよね!ナンってパンみたいんだもんね!! おせんべいじゃないよね!!!
動揺しつつ、ほかほかのナンをちぎって、カレーにつけます。 もぐもぐもぐ。
…。
なに、これ。
インドカレーを食べたのが初めてなので、 インドカレーそのものが美味しいのか、ここがまた格別なのかがわからないのですが、
ええと、なんというか。 涙が出そうなほどおいしかったです。
旦那は、「鳥肌が立ちそう」と言ってました。
そりゃ、ゲームに出てくるデート相手が叫んだ挙句に主人公の財布の中身を奪い取り、 厨房に乗り込んでそのお金でレシピを聞きだそうとしもしますわ。 (カレーパンはなかった)
惜しむらくは、辛いものが苦手なわたくし。 水を飲みすぎたのか、もぐもぐクロワッサンなぞを食べてしまったためか、 美味しいのに後半食が進まなかった事。
ああ、わたしの莫迦。
自らの意思で拷問を受けるような苦痛でした。 お腹はいっぱい。でも食べたい。 そして、よしんば我慢して食べたとしても、胃が弱いわたくし。 胃痛で一晩苦しむかもしれない。
しかし、甘んじてその苦しみも受けましょう。 このカレーのためなら。
というくらい美味しかったのでした。
(とはいいつつ、結局食べすぎか疲れているのか、胃腸が弱っているからか そもそもインドカレーが合わなかったのか、わたしにとって)睡眠不足が続いていたからなのか、 心当たりがありすぎて原因が特定出来ないのですが、店を出た後戻しちゃいまして、 食べすぎが一瞬にて解消です。良かったんだかなんだかもう)
また行きたいな。
次は体調を整えて、是非。
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