2005年03月12日(土)
薬が効いているのに花粉症の症状が出てツライです。ぐあー。 今日は特に立体型マスク着用の人をたくさん見掛けました。 苦しいのは自分だけじゃあない。
邦/『誰も知らない』是枝裕和監督
昨年夏、映画館で上映している時に本当は見に行きたかったが 夏場は職場の人出が足りなくて見れないまま上映終了。 11日にレンタル開始になったので早速借りて見てみました。
作品の時間は約140分。2時間強という邦画にしては長めの作品。 カンヌ映画祭で最年少主演男優賞を獲得したという話題性も あったけれど、私は作品の題材が気になり、見たかった。 まるでホームビデオを見ているかのような自然な笑顔。 年少組2人の無邪気な様子が微笑ましくも、物悲しい。 作品中、子ども達はほとんど涙を見せない。笑顔は溢れるのに。 大人の勝手に振り回されながら、生きる為には何が必要か考え、 それらを得るために走る。迷い、傷付きながらも、また走る。
見ている間は大丈夫だったのに、最後の場面からスタッフロール に画面が変わり、メニュー画面になったところで涙が溢れた。 『この子達はこれからどうなるの?』 それを考えると胸がギュウギュウ締め付けられた。今も苦しい。 淡々としている為にこういう作品が苦手な方もいるだろう。 だけど、こういう事が実際にあったのだと思うと、ほんの僅かでも 考えさせられるのではないかと思う。切ない。苦しい。
仏映画『息子のまなざし』がOKの方なら、これもいけると思う。 見て良かった。苦しすぎるから何度も見れないかもしれないけれど。
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