日々



邦/青い春

2003年04月25日(金)

ずーっとレンタルされっぱなしだったけど、返却されたのを
カウンターにキープ!(職権乱用)やっと借りられました。
では感想を。

松田龍平くんの出演作品をちゃんと見たのはコレが初めて。
『御法度』はこの前借りてきたんだけど時間が無くて最後まで
見れなかったけど、あまりテンポが好きでなかった…。
だけど雑誌で見たり、CMに出てるのを見たりして、気になる
役者さんではあったので『青い春』も映画を上映してる頃から
見たかったのです。…時間取れなくて上映終わっちゃいましたが。

学校・ガクラン・屋上・仲間…ありふれた題材なのに。
しかも暴力の度合いが高校生の喧嘩じゃない。
だけど皆とても不器用で、どこか寂しがり屋で、かわいい。
最終的には仲間だった筈の人間とも生きる道はバラバラに。
それは、個人個人が選ぶモノだから仕方がないけれど。
考えが違うのも、個人個人違う人間だから仕方ないけれど。
行き場の無い憤り、焦り、矛盾、怒り…どんどん濁って黒くなる。

青木はソレを持っていく方向をちょっと間違えてしまった。
九条もソレの受け止め方をちょっと間違えてしまった。
お互いにソレに気付いた時には、ちょっと遅かった。
見終わった後はなんだか切なくなりました。
だけど自分が高校生だった頃をなんだか思い出してしまった。
コレは現役の学生さんが見たほうが良いような気がする。
大人になってから見るよりも、今見て、取り戻して欲しい。

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